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心理カウンセラーリエコのブログ

【マルシェご感想】自分の強いエネルギーを「幸せにしないもの」と感じていたのかも。でもそれは逆なんだと思えるようになりました。

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心理カウンセラーのリエコです。

先日『ココロノマルシェ』に投稿した回答にご感想をいただきました。ありがとうございます!

ココロノマルシェとは

根本裕幸カウンセラーの「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーが、寄せられたご相談にお答えする、お悩み掲示板です。 

+++【ご感想】+++++++++++++++++

こんにちは。6/23 ココロノマルシェ「過去の自分と今の自分を繋げていきたい」でご返答いただいた者です。

 

ご丁寧に、またとても親身になってご返答いただき、本当にありがとうございます。
リエコさんが書かれていたことは「本当にそれです!」となり、子供の頃の私に優しく共感していただき、とても嬉しかったです。

 

ご返答で書かれていた、
「『なんか怖い』とか『言葉が鋭すぎる』と言われてしまうのは、uniさんがそれほどに大きな力で自分を抑え込む『強さ』が必要だったことを表しているのではないでしょうか。」という一文にはっとしました。

 

私は元々エネルギーが強いようで、いろいろな面で抑圧をしてきました。ですので女性性と男性性を使い分ける、というのも私らしいテーマかもしれない、と感じています。
過去は昇華するのが良いことだと思っていましたが、それは仰る通り=消し去りたいということかもしれません。

 

どこかで自分の強いエネルギーを「自分や周りを幸せにしないもの」「見たくないもの」と感じていたのかもしれないです。
でもそれは逆なんだと思えるようになりました。

 

少しの相談内容から、新しい視点をいただきありがとうございます。
肯定していただいて、どこか心がほっとしました。

 

それでは、お礼のご連絡までに。
ありがとうございました。

from uniさん

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◆uniさんのご相談はこちらでした。

breaktime.hatenadiary.com

 

uniさん

素敵なご感想をありがとうございます!

もともととても豊かな「女性性」をお持ちなのに、ご家族を大切に想う気持ちから、同じかそれ以上の力で抑え込んでこられたuniさん。

その「抑え込む力(男性性)」は時間をかけて磨き上げられ、今では「豊かな女性性」と同じくらいパワフルな才能に育っていたんですね。

どこかで自分の強いエネルギーを「自分や周りを幸せにしないもの」「見たくないもの」と感じていたのかもしれないです。
でもそれは逆なんだと思えるようになりました。

「過去を昇華する=消し去りたい」という想い。

これまで「強さ」のマイナス面に悩まされていたのですから、そう思っちゃいますよね。。

でも、どんなに素晴らしい才能も、uniさんが自覚されないと「ない」のと同じ。

それではせっかくの魅力を生かすことが出来ません。

uniさんの中には、「女性性」の魅力も、「男性性」の魅力も、そしてまだまだ気づいていない素敵な魅力も、たくさんあるのではないかな・・

その1つ1つをよく知り、「私の魅力」として受け取ることが、女性性も男性性もバランスよく生かせる「uniさんらしさ」につながっていくのではないかと思います。

新しいuniさんを楽しみながら、ますます輝いてくださいね★

ご感想を届けてくださり、ありがとうございました!

 

 

心理カウンセラー リエコ
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自分の感情に気がつくのが遅い[ココロノマルシェ]

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心理カウンセラーのリエコです。

今日は『ココロノマルシェ』に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

ココロノマルシェとは

根本裕幸カウンセラーの「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーが、寄せられたご相談にお答えする、お悩み掲示板です。 

+++【ご相談】+++++++++++++++++++

自分の感情に気がつくのが遅い

はじめて書き込みさせていただきます。よろしければヒントいただければと思います。

私はどうも理不尽なことをされたような時に怒りを感じるのが遅く、数日かかってしまうことが多いのです。
そしてようやく怒りを自覚しても、この出来事は本当に怒ってもいいようなことなのかな?と悩んでしまうのです。湧いてくる感情にいいも悪いもなく、ただ怒っているのを認めればいいのだと思うのですが、どうしても、感じていいのか?と不安になってしまいます。こんな風に感じる私がおかしいのではないか、などという悩みに取り憑かれてしまうのです。

それというのも、子供の頃に何か学校のクラスで問題があったような時、詳しく事情を聞くなどせず、とりあえず身内である私に問題があると決めつけて周りと一緒に責め立てる父と、とりあえず何事も自分が我慢して事を丸く収めたいタイプの母から受けた教育によるものではないかと思っています。

もう少し早く、相手の攻撃に気がついて、そしてできれば軽くしっぺ返しなどができるようになればストレスも少なくなりそうに思います。こんな私はどうすればいいでしょうか?

from まいさん

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まいさん、初めまして!

カウンセラーのリエコです。

「理不尽だ!」とあとあと気付いてものすごく腹が立つのに、タイミングを逃して反発できない。。それはモヤモヤが残りますね。

「あの時に戻れたら○○って言ってやるのに!」などとアレコレ考えていると、余計に腹が立って、でもその怒りのぶつけどころがない・・みたいな。

まいさんの「もう少し早く相手の攻撃に気がついて、できればしっぺ返しできたらいいのに」というお気持ち、ごもっともだと思います。

 

私はどうも理不尽なことをされたような時に怒りを感じるのが遅く、数日かかってしまうことが多いのです。
そしてようやく怒りを自覚しても、この出来事は本当に怒ってもいいようなことなのかな?と悩んでしまうのです。

まいさんは、「自分の感情に気づくのが遅い」ことに加え、「自分の感じた感情に自信がない」ことで不安になってしまうんですね。

具体的には、こんな風に感じられているのではないかと思ったのですが、いかがでしょうか?

・私は腹が立つんだけど、他の人だったら怒ることなのかな?

・こんな風に感じるのは、私の心が狭いからかな?

・この感情をどう表現するのが正解なんだろう?

・普通の人は、こういう場合どうするんだろう?

 ・そう感じる自分は、他の人から見てどうなのかな?

 

感情を感じても、それを自分で「ただ認める、受け止める」ことができなくて、
同じ状況の他の誰かが「○○って感じたの」と”自分と同じ感情”を伝えてくれた時に、やっと安心して認められるような感覚。。

もしもお心当たりがあるなら、感情を感じるごとに「不安定さ」や「不安感」も押し寄せるわけですから、とてもしんどい状態にいらっしゃるのだろうなぁと思います。

 

それというのも、子供の頃に何か学校のクラスで問題があったような時、詳しく事情を聞くなどせず、とりあえず身内である私に問題があると決めつけて周りと一緒に責め立てる父と、とりあえず何事も自分が我慢して事を丸く収めたいタイプの母から受けた教育によるものではないかと思っています。 

お父様は、まいさんの「言い分」や「感じたこと」を二の次にして、周りに同調してしまわれたんですね。

私の勝手な推測ですが、お父様はもともと「自分よりも周りを尊重する」傾向があって、また「身内=自分」という感覚も強い方であることから、そういった態度をとられたのかなぁと思うんです。

でもまいさんにしたら、身内である自分の事情を聞くことも、感情を受け止めてくれることもなく、相手方についてしまったわけですから、子供心にどれだけ傷ついたでしょうね。。

また、お母さまは、何かと自分が我慢して「周りに沿おう」とされる方なんですね。

 

ご両親がそういう性質をもたれるようになったのは、ご両親なりの事情があったのでしょう。

でも、まいさんのおっしゃる通り、子供の頃の習慣というのは、マインド形成に大きく影響を及ぼしますから、

そういった環境に生まれ、価値観を育ててきたまいさんにも、ご両親のスタイルが大きく影響していると考えるのが自然です。

それはすなわち、「自分の感情や考え方を二の次にして、周りや一般常識に沿わせていくスタイル」です。

私はどうも理不尽なことをされたような時に怒りを感じるのが遅く、数日かかってしまうことが多いのです。

そうなってしまうのも、まいさんの中に潜在的にある「相手に沿わせていくスタイル」が、無意識に「相手を受け入れて」しまうことから生じる事象なのかもしれません。

それは、言い換えると「自分の感情よりも、相手の言動を優先している状態」。

まいさんが「自分の感じた感情に自信がない」となってしまうのも、こうした背景が生じさせているのではないかな。。

「相手に沿う」ことがクセになっているから、相手が理不尽なことをしても無意識に沿わせてしまって、あとあとになって「自分の感情」に気づいてギャーってなるのです。

 

        *****

 

自分の感情は「自分にしか」感じられません。

同じ事象に対しても、人ごとに、それぞれ違う感じ方があるのです。

そう考えると、自分の感じたことが人と違うことは「当たり前」ですね。

 

それでも「自分の感じた感情に自信がもてない」と不安を感じるのだとしたら、
「周りに合わせる」のマインドがまいさんの中に根強くあることと、
あとひとつ、「自分との繋がりが弱い」のではないかなと思います。

自分との繋がりが弱いから、自分のことがよくわからず、だから「自分の感じた感情」にも自信がもてないのです。

まいさん、今回ご相談をくださったことをきっかけに、自分との仲直りをしてみるのはいかがでしょう?

方法は、お友達と仲良くなるのと同じです。

自分の「良い所」や「悪い所」、「好きなもの」や「嫌いなもの」などなど、自分のことをよく知ることから、自分との絆を深めていくのはいかがですか?

そして、「自分の感じていることを受け止めてくれる自分」を、自分の中に育てていくんです。

これを「自己肯定感を上げる」とも言います。

まいさんがどんなことを「感じて」どんなことを「言葉にして」も、
相手が違う意見を持っていたとしても、
自分が「自分の一番の味方」になって「だよね!」って認めてくれたら、
とても心強いと思うのです。

どうせ「自分の感じたこと」と「人が感じたこと」なんて、違うことが「当たり前」なのですから。

 

新しいマインドを植え付けていく作業ですから、簡単にいかないこともあるかもしれないけど、サポートが必要になった時には、カウンセラーを頼ってみてくださいね。

自分との繋がりが強くなって、今よりももっと素直で正直に感情を感じられるまいさんになっていかれますよう、応援してます!

 

 

心理カウンセラー リエコ

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「過去の自分」と「今の自分」を繋げたい。[ココロノマルシェ]

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心理カウンセラーのリエコです。

今日は『ココロノマルシェ』に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

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+++【ご相談】+++++++++++++++++

過去の自分と今の自分を繋げていきたい


こんにちは。
私は小さい頃から家族間の問題に巻き込まれ、それで落ち込んでいたら暗いとかもっと笑えと言われることが多く、無理に明るく振る舞い反動でかなり疲れていた覚えがあります。

そういった負の感情を知らないうちに溜め込んでいたようで、人からなんか怖いとか、言葉が鋭すぎるとか、落ち着きすぎて年相応に見えないなどいろいろ言われることがありました。
最近は女性として大切に扱われるようになりましたが、職場の一部の男性からたまに「こわい…」と冗談で言われます。私はこのままの流れで大事にされていきたいのですが、怖いと言われるとやっぱり過去を引きずっているのが表に出ているのかなぁと感じてしまいます。女性性を受け入れた自分と、過去の自分、これまでの生き方が合わないようになってきているのでしょうか。

内面と外見の繋がりがうまくいっていない感覚もあります。暗い過去をうまく昇華していく方法、といえばいいのでしょうか…こういうことも「自分と繋がる」ことができれば落ち着いていくのでしょうか。
わかりづらくすみませんが、よろしくお願いいたします。

from uniさん

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uniさん、はじめまして!
心理カウンセラーのリエコです。

 

uniさんは小さい頃、ご家族のいろいろに巻き込まれて、落ち込むような状況が多くあったんですね。

気持ちが沈んでいるのに、その真逆の振る舞いをしなければならないなんて、とてもしんどいことでしたよね。。

もしかしたらuniさんは、そうやって明るく振舞うことで、ご家族のバランスをとる役割を担われてきたのかもしれません。

そして、uniさんが沈んだ気持ちを抑えて「明るく振舞うように」というご家族の要望を受け入れてきたのは、ご家族のことが大好きで、小さいながらもご家族を救いたい気持ちがあったのかもしれませんね。

まだ小さいのに、自分のことを二の次にして、周りに沿わせてあげることができたuniさん、とても愛情深くて優しいお子さんだったんですね。

 

 

無理に明るく振る舞い反動でかなり疲れていた覚えがあります。

気持ちが沈んでいるのに、無理に明るく振舞う。。

そのためには、自分の素直な気持ち(沈んだ気持ち)に蓋をする必要が生じます。

しかも、「真逆の感情で振舞う」ことを求められているわけですから、相当大きな抑止力が必要だったはずです。

「なんか怖い」とか「言葉が鋭すぎる」と言われてしまうのは、uniさんがそれほどに大きな力で自分を抑え込む「強さ」が必要だったことを表しているのではないでしょうか。

そして、そうやって「素直な気持ち」が抑えられてきたことが、「落ち着きすぎて年相応に見えない」という言葉につながったのかもしれませんね。

 

 

最近は女性として大切に扱われるようになりましたが、職場の一部の男性からたまに「こわい…」と冗談で言われます。

女性として大切に扱われるようになった・・とても素敵ですね!

それはきっと、時間をかけて「昔のuniさん」が癒され、抑えていた蓋が緩み、uniさん本来の魅力が開いてきたからではないでしょうか。

もしくは、重たい蓋で抑えても溢れてしまうくらい、uniさんは「女性性」が豊かなのかもしれませんね!

 

でも、長年自分を抑え込むために培われてきた「強さ(男性性)」がuniさんの中にはまだあって、それが「なんか怖い」とか「言葉が鋭すぎる」と表現されるものの正体なのかもしれません。

もう蓋をする必要がないのだから、まただんだんと時間をかけて「強さ(男性性)」は緩んでくるものと思いますけど、
人から言われるたびに「暗い過去」の未消化物が自分の中にあるような感じがして、気になってしまいますよね。。

 

でも、その「強さ」って、これまでずっとuniさんを守ってきてくれたものなのだと思います。

uniさんが望んだことではなかったけれど、「沈んだ気持ちを抑えて明るく振舞う」ために、これだけの強さで蓋をしていなければ、uniさんの心はもっと傷ついていたはずです。

それに、もしも蓋をすることをせず「明るく振舞う」ことができなかったら、それはそれで、ご家族の意向に沿えない自分を責めていたかもしれません。


「心に蓋をする」ことは、今の幸せには繋がらないことだったけど、
当時のuniさんにとっては「ベストな選択」であり、強さや男性性は「必要なアイテム」だったのではないでしょうか。

  

 

私はこのままの流れで大事にされていきたいのですが、怖いと言われるとやっぱり過去を引きずっているのが表に出ているのかなぁと感じてしまいます。

うんうん、このまま大事にされたいですよね!

そのために、もしかしたら、uniさんは「暗い過去を昇華して、消し去りたい気持ち」なのかもしれません。

「今でも『怖い』と言われてしまうのは、溜め込んできた『負の感情』が作用しているからではないか。過去の自分を昇華して、女性として大切に扱われる今の自分で生きていきたい!」と。

 

でも、「強さ」って悪いことばかりではないんです。

「なんか怖い」とか「言葉が鋭すぎる」と聞くと、言葉の表現としては重たいし傷つくけど、

事象として別の側面からみてみると、それは「パワフルさ、バイタリティ、積極性、力強さ、活発さ、アクティブさ」とも言い換えられる、魅力です。


その「強さ(男性性)」は、つらかった子供時代のuniさんが、幸せになるために育み磨いてきた技術であり、これまでのあなたを守ってきた武器であり。

そして、それはuniさんの本質ではなかったにもかかわらず、時間をかけて磨き上げられることで、今では立派な「才能」としてuniさんの中に育っています。

 

ということは、
女性として愛されたい時には、本来uniさんが持っている女性性の魅力を存分に発揮し、
何かを得たかったり「ここぞ」という場面で頑張りたいときには、その男性性も武器として発揮できる。

今のuniさんって、ハイブリットな状態なんです。

 


「自分と繋がる」とは、「今の自分」も「過去の自分」も否定せずに受け入れることから紡いでいくものだと思っています。

もともと持っている女性性も、培われた男性性も、どちらもuniさんの魅力として否定せず受け入れ、「昇華する」のではなく「生かしていく」と捉えてみるのはいかがでしょう?

そうすることで、uniさんが感じているチグハグ感も解消されるはずです。

 

uniさんのもともとの女性性が発揮され、必要なときには武器になる「男性性」も備えることでさらに魅力が倍増され、ますます素敵な女性になっていかれますよう、応援してます!

 

 

心理カウンセラー リエコ

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休んでいるのにラクにならない[ココロノマルシェ]

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心理カウンセラーのリエコです。

今日は『ココロノマルシェ』に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

ココロノマルシェとは

根本裕幸カウンセラーの「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーが、寄せられたご相談にお答えする、お悩み掲示板です。 

+++【ご相談】+++++++++++++++++

休んでいるのにラクにならない

はじめまして。30代の兼業主婦です。6歳と3歳の子どもがいます。
ずーっとイライラもやもやする気持ちから抜け出せず、毎朝「また朝が来てしまった」「いっそ目覚めなければラクになれるのに」といった鬱々とした気持ちになります。休日は少しはマシですが母親業があるので「やったー!休みだー!」という気持ちからは程遠いです。
こう書くと「一人で頑張りすぎていませんか」「人に頼ってもいいんですよ」ってアドバイスを見かけるのですが、私、休んでるんです。
・平日夜1時間は自分の好きなことをする
・休日午後お昼寝の時間をもらう
・月に一度は整体で身体を整える
・2か月に一度は自分のための有給休暇をとる
これだけ恵まれた環境にいるのになぜ毎日こんなにしんどいのだろう?と不思議ですが、
ひとつ思い当たるとすれば、休んでいても常に頭の片隅に砂時計があって残り時間を突き付けてくることです。
・明日も5時起きだから11時半には寝ないと
・保育園のお迎え〇時だからそろそろ帰らなきゃ
・整体終わったらまた家に帰って家事育児か…
などなど。
このイライラ/しんどいという状態から少しでもラクになれるアドバイスを頂けたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

from むらさきさん

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むらさきさん、はじめまして!
心理カウンセラーのリエコです。

 

仕事と家庭とを両立し、そのほかに「小さな2人の子供のお母さん業」も「奥さん妻業」もこなしていらっしゃる、むらさきさん。

1日の中に、やらなければならないタスクがとてもたくさんありそうですね。

”役割少なめ”な私には想像もつかない「様々なタスク」を、毎日休みなくこなしていらっしゃること自体がとてもすごいのですが、

私が一番スゴイと思ったのは、むらさきさんが「自分のことも、ちゃんと休ませている」こと!

それだけのタスクをこなそうと思うと、多くの人は、目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまうと思うんです。

でも、むらさきさんは自分のことを俯瞰することができ、自分が倒れるわけにはいかないことがちゃんとわかっていて、「自分の体を休めること」や「ストレスをためない工夫」もしっかりと取り入れている。。

むらさきさんはとても真面目で頭がよくて、頑張り屋さんで、バランス感覚もある、聡明な方なのでしょう。

 

 

ご相談文を読ませていただいて、今回のむらさきさんの困りごとは「デキてしまうがゆえの苦悩」なのかなと思ったんです。

 

どういうことかと言うと・・

むらさきさんには、毎日こなさなければならないタスクがたくさんありますね。

そして、それをきちんとこなそうと励んでいらっしゃいます。

普通の人がとっくに挫折して、
強制的「手抜き状態」になったり、
諦め的「放棄状態」になったりするところを、
能力の高いむらさきさんは「こなせてしまう」んですね。

「こなす」ことができてしまう人にとって、自分を助けるのは「いかに効率よく作業を進めるか」であり「事前にミスを防ぐ工夫」です。ミスをすると仕事が増えますもんね。

そうやって、頭の中はいつも「先々やっておいた方がいいこと、やらなければならないこと」でいっぱいになっていく。。

特に、母親業は「むらさきさんにしかできないこと」ですね。

手を緩められないタスクや、時間に制限のあるタスクがあると、なおさら自分のお尻を強く叩くことになっていきます。

「○○ができないと○○になってしまう。それは困る!」

ムラサキさんは、先々を予測してリスク管理もできる、デキる女性なのでしょう。

そしてその才能が、今回のケースでは「地味にしんどい状態」に繋がっていくのかもしれません。

 

さて、ここで本題に戻ります。

むらさきさんが意識的に休息時間をとっているのに「休まらない」のはなぜか?

それは、むらさきさんの中に「自分を休ませない、もうひとりの自分」がいるからではないでしょうか。

タスクを完璧にこなすようお尻を叩き、出来ることが当たり前で、できなかったことがあれば自分を責め、出来ない自分には価値がないゾといつも耳元で囁いてきて、決して休むことを許さない。。

まるで鬼軍曹のような「もうひとりの自分」が、常に自分を監視していませんか?

 

鬼軍曹の正体は、一言で言うと「思考の自分」です。

「思考の自分」は、むらさきさんが「休息している時間」も休むことなく働き続け、やらなければならないこと、すべきことを、伝えてきます。

そのおかげで数あるタスクをこなせているし、効率よく作業を進めることができているわけなので、ある意味とっても有難い存在です。

でも、心の中に鬼軍曹を持っている人って「自分に対して一番厳しいのは、自分」という性質の方が多いので、その要求や叱咤激励が容赦ないんですね。

だから、心がぜんぜん休まらないんです。

 

また、思考の声が大きいと、心の声をかき消していきます。

むらさきさんには「好きなこと、嫌いなこと」「できること、できないこと」「得意なこと、不得意なこと」ってもちろんあると思うのですが、

それらを感じる間もなく、思考が「タスク」や「マストな作業」を伝えてくる。

すると、結果的に心の声を無視することになっていきます。

「本当はやりたくないのに・・」

「えー、もうちょっと○○していたいのに・・」

といった心の声を拾ってあげられるのは「自分だけ」なのに、結果的にその声が無視されてしまうから、せっかく休息時間を設けても「心の満足感」が得られにくく、しんどさが募っていくんです。

 

それらが、休んでいるのにラクにならない要因ではないでしょうか?

  

        *****

  

では、どうしたらいいのか?

 

これまでタスクをきちんとこなしてきたむらささんに、「サボっていいよ」「手抜きしていいよ」というのは、逆に難しいことかもしれません。

例えばそれは、

ゴミ箱のそばにゴミが落ちてるって気づいてるのに「捨てなくていいよ」と言われているようなものであり、

「明日のために早く寝なきゃいけない」とわかっていても「観たいドラマを楽しみなさい」と言われているようなものですもんね。

しかも、その代償は自分が払わなければならないのですから。。

 

なので、まずは自分の中の「鬼軍曹」の存在を知ること。

タスクをこなすたびに、自分が「自分に厳しいもうひとりの自分」に監視されている状態であることを思い出すこと。

そして、鬼軍曹の囁きに気付いたら、その都度「はいはい、ありがとねー」といって軽く流し、その指示や要求の「度合い」を軽くしていくこと。

まずは、そこから始めるのはいかがでしょう?

 

そして、

「マストなこと」や「優先順位の高いもの」をピックアップし、それ以外は「テキトウでOK」と自分軸で決めていきます。

できるだけラクにやる、手抜きする、人に頼る、お金で解決する、それを自分に許すんです。

 

また、日常生活は「思考」に偏っているわけですから、休息時間は「感情&感覚」を優位にするものを取り入れていくのはどうでしょう?バランスを整えるのです。

具体的には、意識的に「五感を感じること」に集中していきます。

・整体では、施術者が肌に触れている感覚に集中する(触覚)

・好きなこと、キュンと感じるものにどっぷりと浸かる(感覚)

・美しいものを見て、その美しさに感動する(視覚)

・好みの音楽を聴き、音に漂う(聴覚)

・美味しいものを味わって食べる(味覚)

・体を動かす、ストレッチする(体感)

例えば、私の場合は、仕事の休憩時間に「韓流ドラマ」を観ていた時期がありました。

今って携帯で視聴できるので、隙間時間でも楽しめるんです。

ドラマの世界にどっぷりとハマっている「その時間」だけは、日常から離れてドラマの世界にトリップ。

忙しい仕事の合間の、とってもよい気分転換になりました。

ムラサキさんの限られた休息時間が、「日常から解き放たれる時間」になるといいですね!

 

        *****

  

この問題のゴールは、自分の中から鬼軍曹が去り、その場所が「ある時は自分を励まし、頑張ったあとには甘やかしてくれ、できなかった時にも責めずに『次は頑張ろう。よく頑張ったね!』といたわってくれる自分」に置き換わること。

 

その時には、もしかしたら「きちんとできないこと」は増えるかもしれませんが、「自分とのリラックスな時間」や「旦那さんや子供たちとの笑顔の時間」は増えていくのではないかなと思います。

 

ただでさえ忙しいむらさきさんなので、手軽な方法をお伝えしてみました。

なにか参考になりましたら幸いです。

そして、もしも自分の中の鬼軍曹と本気でバイバイしたいときには、カウンセラーを頼ってみてくださいね。

ご相談をお寄せくださり、ありがとうございました!

 

 

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仕事のできない上司にイライラが抑えられない[ココロノマルシェ]

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カウンセラーのリエコです。

今日は『ココロノマルシェ』に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

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過去の自分と似ている上司

こんにちは。

私の上司は、仕事ができません。
ミスは驚くほど多く、指摘しても直らず、ミスをしにくい体制をつくってみても無駄で、ホウレンソウもできません。
そのフォローのため、終電まで残ったり上司のミスであちこちから怒られたりしています。

ついキツく指摘してしまうのですが、萎縮させてしまい、さらにミスが増えています。
それが余計に腹が立ってしまうのですが、
その姿、前職の私にそっくりなのです。
覚えも要領も悪く、萎縮して仕事ができない。それを怒られ、顔色を伺い動けなくなる。
身に覚えがありすぎて、当時嫌いだった怒ってばかりの先輩方の気持ちが笑えるほどわかるようになってしまいました。

怒っていた人たちの気持ちがよくわかります。迷惑ですもの。
キツく言ってしまうことに罪悪感はあります。でも、怒りが抑えられないんです。

過去の自分を見せられて、私はなにをすれば良いのでしょう。
ストレスがたまって、どうにかなりそうです。
どなたかお力をお貸しくださいませんか。

from キットさん

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毒親母とうまく付き合っていくには?[ココロノマルシェ]

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カウンセラーのリエコです。

今日は『ココロノマルシェ』に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

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ガッツリ毒親だと気付いてショック

40歳女性、長女です。

子供の頃から実家での生活に息苦しさを感じ、このままでは自分らしく生きられないと思って大学から一人暮らしをし、30歳で結婚し今に至ります。

最近になって、ものの考え方や対人関係のよくないクセを直して生きやすくしようと思うようになり、その中で生育歴を振り返るようなことをしました。

同居していた祖母、父、母、いずれもの影響を受けている、こういうところが嫌だった、という点が出てきたものの、明らかに攻撃を受けていたということはなく基本的には大切にされていたので、母についてもソフトな毒親という感じの認識でした。

しかし最近になって自分の精神的な部分が自立に向かい落ち着いてくると、母のおかしさが余計に気になるようになりました。

調べていくうちに、母はアダルトチルドレンなのだということに気付きました。

もちろん、私自身もそういうところがあると認識しているので、ああこの人も同じなのかと思いました。でも自分のことはわかりにくいからかもしれませんが、余計に母のACはひどく見えます。

愛されていない、他人より損をしているという警戒心が強く、愛を求めるために過剰に人に尽くしたり良い顔をするのですが内心はストレスを溜め込んでおり、本人には面と向かって言えないので陰で文句を言うことになり、愚痴や嫉妬、不満を聞かされることがほとんどですし、私の事も同様に他の人に言っているのだろうと感じます。
恐れと不安が強い人です。

そしてどうやら私はそのフォローをしながらずっと過ごしてきたみたいで、その面では親と子の立場が逆転していると言われたら、そんなような気がしてきました。
私が母に悩みを打ち明けたりする事はほとんどありません。

この事を意識し始めてから気持ちがどんどん落ちてきました。
あと少しでメンタルブロックを払拭して幸せになれると思っていたところに、ラスボスの登場です。

気持ちが奪われてしまい、日常生活に集中できなくて、ずっと頭の中がドンヨリしたままです。

理由を自分なりに考えてみましたが、整理しきれないしスッキリする方法も浮かびません。
どうしたらいいのかわからなくなり相談させていただきました。

整理できないながらも、モヤモヤしている点を出すと一つは、一気に他責モードになってしまったことです。

今まで自分が考えて選択したと思っていたことも、ただの母親の影響だったと感じ、被害者感と無力感がすごいです。

大きな話は、私が子どもを持ちたいと思えないこと。
この考えは自分の個性なのか問題点なのかずっと悩んでいて、自分の個性だというところに落ち着こうとしていましたが、ここへきて「母のせいだったのか」という気がしてきました。

家の中で誰かに責任を持ち続けるのが嫌、という気持ちがなんとなくあったのですが、その正体がこれだったんだと。

こんな事で夫まで子どものいない人生にしてしまい申し訳ないですし、私は他の人が当たり前に思う事を当たり前に思えないんだという虚しさが母に向かっています。

また、今までの人生で「付き合いづらさを感じた女性」はみんな母に似ていると気付きました。
進んで悩みを聞いたりしていたのも母に似ている友達。
こんなところでも影響を受けていたのかと。

二つ目は、母のこのクセは治らないんだということへのガッカリ感です。

性格が変わると期待していたわけでもないですが、毒親は治りませんという記事を他で読んで改めてショックでした。

これから私が何をやっても良い方には受け取ってもらえないんだろうというガッカリ感、そして少しでも悪く思われないように私は気を遣い続けるのだろう、というめんどくささ、などがあると思います。
子どもの幸せを願う気持ちよりACの部分が勝ってしまい、妬まれそうな気がします。

また、母を幸せにする事はできないんだという無力感もありそうです。

三つ目は自分の言動が母の影響を受けたものだったり、母に似ているものだと思うと、自分のことも批判的に見てしまいます。

「そういう人の顔色を伺うところ、キモい」などと自分に思ってしまいます。

精神的な境界線を引く、が基本方針だということはわかっているのですが、頭と心がバラバラな感じがするのは何なのでしょうか。

不安・恐れなのか、悲しみなのか、何なのだろう。。。

特別な出来事があったわけではなく、私の考え方が変わったから感じた事だとは思います。

連絡を断つなど極端な事をすると会わない間に妄想で嫌悪感を強めてしまいそうでそれは勿体無いですし、日々鬼のように連絡が来る、などはないので、うまく付き合っていきたいというのが希望です。

何かヒントになる事があれば教えていただければ幸いです。

from まーさん

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マーさん、初めまして!

心理カウンセラーのリエコです。

 

今よりも生きやすくなる私になるための自分磨き。

まーさんはとても向上心のある方なんですね!

自分や家族を「俯瞰の視点」で眺め、分析できるまでになるには、相当たくさん勉強されたのではないでしょうか。

でも、知識が増えれば増えるほど、いろいろ見えてきてしまうもの。

それまで見えていなかったことに気づいて、いろいろな想いが押し寄せてしまうこともありますよね。。

 

きっと今、 まーさんは「新しいステージに変わるタイミング」にいるのだと思います。 

自分の「古い体質」に気づき、「新しい自分」になるための過渡期です。

過渡期ですから、自分の中に「古い体質」を見たり、「新しい自分」になりきれてないことに気づいたりして、一喜一憂してしまう。。

それが、今まーさんが感じられている苦しみなのではないかなと思うのです。

 

心理学の言葉に「自分のことは自分では見えない」というものがあります。

その溢れる知識をもってしても、「自分のこと」だけはよく見えないんです。

そこで、まーさんが過渡期を越えていかれますよう、リエコから見える「まーさんの姿」をお伝えしていきたいと思います。

 

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まず最初に感じたのは、「まーさんはお母さんのことが大好きなんだな」ということでした。

そしてどうやら私はそのフォローをしながらずっと過ごしてきたみたいで、その面では親と子の立場が逆転していると言われたら、そんなような気がしてきました。

私が母に悩みを打ち明けたりする事はほとんどありません。

お母さんがアダルトチルドレンだったことで、「小さいまーさん」はお母さんを甘えさせてあげる役割を担ってこられたんですね。

自分が無意識にやってきたことが母親の性質によるもので、それが「自分の生きづらさ」につながっていたと気づいたんですもの。今さらどこにもぶつけようがない「悔しい気持ち」や「やるせなさ」が、胸の中でぐるぐるしてしまいますよね。。

それにしても、小さいまーさんはなんて優しい子なんでしょう。

自分だって甘えたかったでしょうに、その気持ちを抑えて、お母さんの気持ちを思いやり、包んであげていたなんて。

それほどまでに、お母さんが大好きだったんですね。

その優しさ、そしてお母さんへの特別な想いは、今もマーさんの中にあるようです。 

これから私が何をやっても良い方には受け取ってもらえないんだろうというガッカリ感、そして少しでも悪く思われないように私は気を遣い続けるのだろう、というめんどくささ、などがあると思います。

また、母を幸せにする事はできないんだという無力感もありそうです。 

気持ちが奪われてしまい、日常生活に集中できなくて、ずっと頭の中がドンヨリしたままです。

連絡を断つなど極端な事をすると会わない間に妄想で嫌悪感を強めてしまいそうでそれは勿体無いですし、日々鬼のように連絡が来る、などはないので、うまく付き合っていきたいというのが希望です。

もしもお母さんを不快に感じるなら、「考え方が違うんだな」と思って距離を置けばいいと思うのです。

それでもまーさんは、お母さんと距離を置くことをせず、かなり苦慮されているようです。

心理的距離がとても近いのでしょうね。

だから、まーさんはお母さんを通して「自分」をみてしまうのかもしれません。

自分が「こんな風に変わりたい」というビジョンがあったとして、そこに届かない部分をお母さんの中に見つけたとき、「自分を責める」ように「お母さんを責めて」しまうんです。

自分を許せていないんですね。

 

 

さらに言うと、

今まで自分が考えて選択したと思っていたことも、ただの母親の影響だったと感じ、被害者感と無力感がすごいです。 

私が子どもを持ちたいと思えないこと(略)ここへきて「母のせいだったのか」という気がしてきました。

こんな事で夫まで子どものいない人生にしてしまい申し訳ないですし、私は他の人が当たり前に思う事を当たり前に思えないんだという虚しさが母に向かっています。

他責モードになってしまう。。

この部分を読んで、「お母さんを責めている自分」に気づき、認めることができるって、まーさんは本当に素直な方なんだなぁと思ってしまったのですけれど!

おっしゃる通り、お母さんの影響はあったにしても、その時々で道を選んできたのは、まーさんご自身なんですよね。。

それを「全部お母さんのせい!」としてしまうのは、まーさんがまだ「子供のポジション」にいることをあらわしているようにも見えます。

 

そこで、「大人同士の関係」にシフトチェンジして、改めてこの問題をみてみませんか?

現在のまーさんが「まーさんと同年齢のお母さん」に会いに行くイメージです。

 

40歳のお母さん。

きっと「小さいまーさん」を育てている頃ですね。

そして、まーさんと同じように生きづらさを感じていたかもしれません。

それでも、自分のことを振り返る余裕もなく、小さいまーさんを愛し守っていたのかもしれませんね、お母さんのやり方で。

間違えがあったかもしれないけど、その時のお母さんの精一杯をやって育ててくれたに違いありません。

それが伝わるから、小さいまーさんはお母さんの想いに応えてきたんですよね、きっと。

当時のお母さんを眺めてみて、まーさんはどのように感じるでしょうか?

 

 

二つ目は、母のこのクセは治らないんだということへのガッカリ感です。
性格が変わると期待していたわけでもないですが、毒親は治りませんという記事を他で読んで改めてショックでした。

人は変われます。

まーさんだって、変わろうとしていますよね?

ただ、人は「自分以外の人」を変えることはできません。

まーさんがお母さんを変えることができない、という意味では「毒親は治りません」と言えるかもしれません。

でも、まーさんが新しいマインドで「生きやすい人生」を生き、その姿をお母さんに見せてあげることで、お母さんを導いてあげることはできるのではないでしょうか?

 

 

精神的な境界線を引く、が基本方針だということはわかっているのですが、頭と心がバラバラな感じがするのは何なのでしょうか。

ご相談文を読ませていただいて、まーさんは、向上心があって、自分を磨く意欲にあふれる方、という印象を持ちました。

だから、まーさんの中にはどんどん知識が増えていくのだと思います。

でも、自分の中にある感情を追いかけようとした時に、その知識が妨げになってしまうことがあるんです。

感情がわいた時、思考で描いた「○○だから○○なのではないか」という仮説に、感情を沿わせようとしていませんか?

今回でいうと、まーさんは、「精神的な境界線を引く」が基本方針であることも、それに沿わなければならないということも、思考(頭)ではわかっているけど、
自分が本当に感じていること(心)はそれに沿えないから、バラバラな感じがしてしまうのではないでしょうか。

 

さらに言うと、そういう方って、よく自分の中に「鬼軍曹」がいることが多いのです。

その向上心と真面目さで、自分に厳しくなってしまうこと、ありませんか?

「自分の中にある規律」「自分がこうあるべきと思っていること」に自分が添えていない時、自分を責めたりお尻を叩いたりする、もうひとりの自分に、思い当たる節はないでしょうか?

実は、かつての私がそうでした。

思考優位で、感情を思考で抑えこんで、「こうあるべき」に沿えない自分のお尻をたたいていくんです。

鬼軍曹は、前に進みたいときにはお尻を叩いてくれる有難い存在なのですが、上手く運ばない何かがあった時には誰よりも厳しく自分を責める鬼の一面があります。

その存在が、なりたい自分になれなかった原因を、ビジョンになりきれない自分を、そしてその自分を映し出すお母さんを、責めていないでしょうか?

 

 

まずは、自分を許すこと。

それができると、まーさんご自身がとてもラクになるし、お母さんへのまなざしも変わってくるのではないかと思います。

自分を許すことで初めて、私たちは「自分の現在地」を知り、その先のゴールを描くことができるんです。

その上で、「過去」を見ずに「ゴールの自分」を見る。

なかなか大きな課題ですね。

自分と真摯に向き合ってこられたまーさんですから、きっと今後も頑張って進んでいかれることと思います。

でも、もしもひとりでは難しい時には、お手伝いさせてくださいね。

ご検討をお祈りし、応援しております!

 

 

心理カウンセラー リエコ

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