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心理カウンセラーリエコのブログ

「過去の自分」と「今の自分」を繋げたい。[ココロノマルシェ]

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心理カウンセラーのリエコです。

今日は『ココロノマルシェ』に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

ココロノマルシェとは

根本裕幸カウンセラーの「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーが、寄せられたご相談にお答えする、お悩み掲示板です。 

+++【ご相談】+++++++++++++++++

過去の自分と今の自分を繋げていきたい


こんにちは。
私は小さい頃から家族間の問題に巻き込まれ、それで落ち込んでいたら暗いとかもっと笑えと言われることが多く、無理に明るく振る舞い反動でかなり疲れていた覚えがあります。

そういった負の感情を知らないうちに溜め込んでいたようで、人からなんか怖いとか、言葉が鋭すぎるとか、落ち着きすぎて年相応に見えないなどいろいろ言われることがありました。
最近は女性として大切に扱われるようになりましたが、職場の一部の男性からたまに「こわい…」と冗談で言われます。私はこのままの流れで大事にされていきたいのですが、怖いと言われるとやっぱり過去を引きずっているのが表に出ているのかなぁと感じてしまいます。女性性を受け入れた自分と、過去の自分、これまでの生き方が合わないようになってきているのでしょうか。

内面と外見の繋がりがうまくいっていない感覚もあります。暗い過去をうまく昇華していく方法、といえばいいのでしょうか…こういうことも「自分と繋がる」ことができれば落ち着いていくのでしょうか。
わかりづらくすみませんが、よろしくお願いいたします。

from uniさん

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uniさん、はじめまして!
心理カウンセラーのリエコです。

 

uniさんは小さい頃、ご家族のいろいろに巻き込まれて、落ち込むような状況が多くあったんですね。

気持ちが沈んでいるのに、その真逆の振る舞いをしなければならないなんて、とてもしんどいことでしたよね。。

もしかしたらuniさんは、そうやって明るく振舞うことで、ご家族のバランスをとる役割を担われてきたのかもしれません。

そして、uniさんが沈んだ気持ちを抑えて「明るく振舞うように」というご家族の要望を受け入れてきたのは、ご家族のことが大好きで、小さいながらもご家族を救いたい気持ちがあったのかもしれませんね。

まだ小さいのに、自分のことを二の次にして、周りに沿わせてあげることができたuniさん、とても愛情深くて優しいお子さんだったんですね。

 

 

無理に明るく振る舞い反動でかなり疲れていた覚えがあります。

気持ちが沈んでいるのに、無理に明るく振舞う。。

そのためには、自分の素直な気持ち(沈んだ気持ち)に蓋をする必要が生じます。

しかも、「真逆の感情で振舞う」ことを求められているわけですから、相当大きな抑止力が必要だったはずです。

「なんか怖い」とか「言葉が鋭すぎる」と言われてしまうのは、uniさんがそれほどに大きな力で自分を抑え込む「強さ」が必要だったことを表しているのではないでしょうか。

そして、そうやって「素直な気持ち」が抑えられてきたことが、「落ち着きすぎて年相応に見えない」という言葉につながったのかもしれませんね。

 

 

最近は女性として大切に扱われるようになりましたが、職場の一部の男性からたまに「こわい…」と冗談で言われます。

女性として大切に扱われるようになった・・とても素敵ですね!

それはきっと、時間をかけて「昔のuniさん」が癒され、抑えていた蓋が緩み、uniさん本来の魅力が開いてきたからではないでしょうか。

もしくは、重たい蓋で抑えても溢れてしまうくらい、uniさんは「女性性」が豊かなのかもしれませんね!

 

でも、長年自分を抑え込むために培われてきた「強さ(男性性)」がuniさんの中にはまだあって、それが「なんか怖い」とか「言葉が鋭すぎる」と表現されるものの正体なのかもしれません。

もう蓋をする必要がないのだから、まただんだんと時間をかけて「強さ(男性性)」は緩んでくるものと思いますけど、
人から言われるたびに「暗い過去」の未消化物が自分の中にあるような感じがして、気になってしまいますよね。。

 

でも、その「強さ」って、これまでずっとuniさんを守ってきてくれたものなのだと思います。

uniさんが望んだことではなかったけれど、「沈んだ気持ちを抑えて明るく振舞う」ために、これだけの強さで蓋をしていなければ、uniさんの心はもっと傷ついていたはずです。

それに、もしも蓋をすることをせず「明るく振舞う」ことができなかったら、それはそれで、ご家族の意向に沿えない自分を責めていたかもしれません。


「心に蓋をする」ことは、今の幸せには繋がらないことだったけど、
当時のuniさんにとっては「ベストな選択」であり、強さや男性性は「必要なアイテム」だったのではないでしょうか。

  

 

私はこのままの流れで大事にされていきたいのですが、怖いと言われるとやっぱり過去を引きずっているのが表に出ているのかなぁと感じてしまいます。

うんうん、このまま大事にされたいですよね!

そのために、もしかしたら、uniさんは「暗い過去を昇華して、消し去りたい気持ち」なのかもしれません。

「今でも『怖い』と言われてしまうのは、溜め込んできた『負の感情』が作用しているからではないか。過去の自分を昇華して、女性として大切に扱われる今の自分で生きていきたい!」と。

 

でも、「強さ」って悪いことばかりではないんです。

「なんか怖い」とか「言葉が鋭すぎる」と聞くと、言葉の表現としては重たいし傷つくけど、

事象として別の側面からみてみると、それは「パワフルさ、バイタリティ、積極性、力強さ、活発さ、アクティブさ」とも言い換えられる、魅力です。


その「強さ(男性性)」は、つらかった子供時代のuniさんが、幸せになるために育み磨いてきた技術であり、これまでのあなたを守ってきた武器であり。

そして、それはuniさんの本質ではなかったにもかかわらず、時間をかけて磨き上げられることで、今では立派な「才能」としてuniさんの中に育っています。

 

ということは、
女性として愛されたい時には、本来uniさんが持っている女性性の魅力を存分に発揮し、
何かを得たかったり「ここぞ」という場面で頑張りたいときには、その男性性も武器として発揮できる。

今のuniさんって、ハイブリットな状態なんです。

 


「自分と繋がる」とは、「今の自分」も「過去の自分」も否定せずに受け入れることから紡いでいくものだと思っています。

もともと持っている女性性も、培われた男性性も、どちらもuniさんの魅力として否定せず受け入れ、「昇華する」のではなく「生かしていく」と捉えてみるのはいかがでしょう?

そうすることで、uniさんが感じているチグハグ感も解消されるはずです。

 

uniさんのもともとの女性性が発揮され、必要なときには武器になる「男性性」も備えることでさらに魅力が倍増され、ますます素敵な女性になっていかれますよう、応援してます!

 

 

心理カウンセラー リエコ

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