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心理カウンセラーリエコのブログ

休んでいるのにラクにならない【ココロノマルシェ】

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心理カウンセラーのリエコです。

今日は『ココロノマルシェ』に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

ココロノマルシェとは

根本裕幸カウンセラーの「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーが、寄せられたご相談にお答えする、お悩み掲示板です。 

+++【ご相談】+++++++++++++++++

休んでいるのにラクにならない

はじめまして。30代の兼業主婦です。6歳と3歳の子どもがいます。
ずーっとイライラもやもやする気持ちから抜け出せず、毎朝「また朝が来てしまった」「いっそ目覚めなければラクになれるのに」といった鬱々とした気持ちになります。休日は少しはマシですが母親業があるので「やったー!休みだー!」という気持ちからは程遠いです。
こう書くと「一人で頑張りすぎていませんか」「人に頼ってもいいんですよ」ってアドバイスを見かけるのですが、私、休んでるんです。
・平日夜1時間は自分の好きなことをする
・休日午後お昼寝の時間をもらう
・月に一度は整体で身体を整える
・2か月に一度は自分のための有給休暇をとる
これだけ恵まれた環境にいるのになぜ毎日こんなにしんどいのだろう?と不思議ですが、
ひとつ思い当たるとすれば、休んでいても常に頭の片隅に砂時計があって残り時間を突き付けてくることです。
・明日も5時起きだから11時半には寝ないと
・保育園のお迎え〇時だからそろそろ帰らなきゃ
・整体終わったらまた家に帰って家事育児か…
などなど。
このイライラ/しんどいという状態から少しでもラクになれるアドバイスを頂けたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

from むらさきさん

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むらさきさん、はじめまして!
心理カウンセラーのリエコです。

 

仕事と家庭とを両立し、そのほかに「小さな2人の子供のお母さん業」も「奥さん妻業」もこなしていらっしゃる、むらさきさん。

1日の中に、やらなければならないタスクがとてもたくさんありそうですね。

”役割少なめ”な私には想像もつかない「様々なタスク」を、毎日休みなくこなしていらっしゃること自体がとてもすごいのですが、

私が一番スゴイと思ったのは、むらさきさんが「自分のことも、ちゃんと休ませている」こと!

それだけのタスクをこなそうと思うと、多くの人は、目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまうと思うんです。

でも、むらさきさんは自分のことを俯瞰することができ、自分が倒れるわけにはいかないことがちゃんとわかっていて、「自分の体を休めること」や「ストレスをためない工夫」もしっかりと取り入れている。。

むらさきさんはとても真面目で頭がよくて、頑張り屋さんで、バランス感覚もある、聡明な方なのでしょう。

 

 

ご相談文を読ませていただいて、今回のむらさきさんの困りごとは「デキてしまうがゆえの苦悩」なのかなと思ったんです。

 

どういうことかと言うと・・

むらさきさんには、毎日こなさなければならないタスクがたくさんありますね。

そして、それをきちんとこなそうと励んでいらっしゃいます。

普通の人がとっくに挫折して、
強制的「手抜き状態」になったり、
諦め的「放棄状態」になったりするところを、
能力の高いむらさきさんは「こなせてしまう」んですね。

「こなす」ことができてしまう人にとって、自分を助けるのは「いかに効率よく作業を進めるか」であり「事前にミスを防ぐ工夫」です。ミスをすると仕事が増えますもんね。

そうやって、頭の中はいつも「先々やっておいた方がいいこと、やらなければならないこと」でいっぱいになっていく。。

特に、母親業は「むらさきさんにしかできないこと」ですね。

手を緩められないタスクや、時間に制限のあるタスクがあると、なおさら自分のお尻を強く叩くことになっていきます。

「○○ができないと○○になってしまう。それは困る!」

ムラサキさんは、先々を予測してリスク管理もできる、デキる女性なのでしょう。

そしてその才能が、今回のケースでは「地味にしんどい状態」に繋がっていくのかもしれません。

 

さて、ここで本題に戻ります。

むらさきさんが意識的に休息時間をとっているのに「休まらない」のはなぜか?

それは、むらさきさんの中に「自分を休ませない、もうひとりの自分」がいるからではないでしょうか。

タスクを完璧にこなすようお尻を叩き、出来ることが当たり前で、できなかったことがあれば自分を責め、出来ない自分には価値がないゾといつも耳元で囁いてきて、決して休むことを許さない。。

まるで鬼軍曹のような「もうひとりの自分」が、常に自分を監視していませんか?

 

鬼軍曹の正体は、一言で言うと「思考の自分」です。

「思考の自分」は、むらさきさんが「休息している時間」も休むことなく働き続け、やらなければならないこと、すべきことを、伝えてきます。

そのおかげで数あるタスクをこなせているし、効率よく作業を進めることができているわけなので、ある意味とっても有難い存在です。

でも、心の中に鬼軍曹を持っている人って「自分に対して一番厳しいのは、自分」という性質の方が多いので、その要求や叱咤激励が容赦ないんですね。

だから、心がぜんぜん休まらないんです。

 

また、思考の声が大きいと、心の声をかき消していきます。

むらさきさんには「好きなこと、嫌いなこと」「できること、できないこと」「得意なこと、不得意なこと」ってもちろんあると思うのですが、

それらを感じる間もなく、思考が「タスク」や「マストな作業」を伝えてくる。

すると、結果的に心の声を無視することになっていきます。

「本当はやりたくないのに・・」

「えー、もうちょっと○○していたいのに・・」

といった心の声を拾ってあげられるのは「自分だけ」なのに、結果的にその声が無視されてしまうから、せっかく休息時間を設けても「心の満足感」が得られにくく、しんどさが募っていくんです。

 

それらが、休んでいるのにラクにならない要因ではないでしょうか?

  

        *****

  

では、どうしたらいいのか?

 

これまでタスクをきちんとこなしてきたむらささんに、「サボっていいよ」「手抜きしていいよ」というのは、逆に難しいことかもしれません。

例えばそれは、

ゴミ箱のそばにゴミが落ちてるって気づいてるのに「捨てなくていいよ」と言われているようなものであり、

「明日のために早く寝なきゃいけない」とわかっていても「観たいドラマを楽しみなさい」と言われているようなものですもんね。

しかも、その代償は自分が払わなければならないのですから。。

 

なので、まずは自分の中の「鬼軍曹」の存在を知ること。

タスクをこなすたびに、自分が「自分に厳しいもうひとりの自分」に監視されている状態であることを思い出すこと。

そして、鬼軍曹の囁きに気付いたら、その都度「はいはい、ありがとねー」といって軽く流し、その指示や要求の「度合い」を軽くしていくこと。

まずは、そこから始めるのはいかがでしょう?

 

そして、

「マストなこと」や「優先順位の高いもの」をピックアップし、それ以外は「テキトウでOK」と自分軸で決めていきます。

できるだけラクにやる、手抜きする、人に頼る、お金で解決する、それを自分に許すんです。

 

また、日常生活は「思考」に偏っているわけですから、休息時間は「感情&感覚」を優位にするものを取り入れていくのはどうでしょう?バランスを整えるのです。

具体的には、意識的に「五感を感じること」に集中していきます。

・整体では、施術者が肌に触れている感覚に集中する(触覚)

・好きなこと、キュンと感じるものにどっぷりと浸かる(感覚)

・美しいものを見て、その美しさに感動する(視覚)

・好みの音楽を聴き、音に漂う(聴覚)

・美味しいものを味わって食べる(味覚)

・体を動かす、ストレッチする(体感)

例えば、私の場合は、仕事の休憩時間に「韓流ドラマ」を観ていた時期がありました。

今って携帯で視聴できるので、隙間時間でも楽しめるんです。

ドラマの世界にどっぷりとハマっている「その時間」だけは、日常から離れてドラマの世界にトリップ。

忙しい仕事の合間の、とってもよい気分転換になりました。

ムラサキさんの限られた休息時間が、「日常から解き放たれる時間」になるといいですね!

 

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この問題のゴールは、自分の中から鬼軍曹が去り、その場所が「ある時は自分を励まし、頑張ったあとには甘やかしてくれ、できなかった時にも責めずに『次は頑張ろう。よく頑張ったね!』といたわってくれる自分」に置き換わること。

 

その時には、もしかしたら「きちんとできないこと」は増えるかもしれませんが、「自分とのリラックスな時間」や「旦那さんや子供たちとの笑顔の時間」は増えていくのではないかなと思います。

 

ただでさえ忙しいむらさきさんなので、手軽な方法をお伝えしてみました。

なにか参考になりましたら幸いです。

そして、もしも自分の中の鬼軍曹と本気でバイバイしたいときには、カウンセラーを頼ってみてくださいね。

ご相談をお寄せくださり、ありがとうございました!

 

 

心理カウンセラー リエコ
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