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心理カウンセラーリエコのブログ

「過去の自分」と「今の自分」を繋げたい。[ココロノマルシェ]

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心理カウンセラーのリエコです。

今日は『ココロノマルシェ』に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

ココロノマルシェとは

根本裕幸カウンセラーの「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーが、寄せられたご相談にお答えする、お悩み掲示板です。 

+++【ご相談】+++++++++++++++++

過去の自分と今の自分を繋げていきたい


こんにちは。
私は小さい頃から家族間の問題に巻き込まれ、それで落ち込んでいたら暗いとかもっと笑えと言われることが多く、無理に明るく振る舞い反動でかなり疲れていた覚えがあります。

そういった負の感情を知らないうちに溜め込んでいたようで、人からなんか怖いとか、言葉が鋭すぎるとか、落ち着きすぎて年相応に見えないなどいろいろ言われることがありました。
最近は女性として大切に扱われるようになりましたが、職場の一部の男性からたまに「こわい…」と冗談で言われます。私はこのままの流れで大事にされていきたいのですが、怖いと言われるとやっぱり過去を引きずっているのが表に出ているのかなぁと感じてしまいます。女性性を受け入れた自分と、過去の自分、これまでの生き方が合わないようになってきているのでしょうか。

内面と外見の繋がりがうまくいっていない感覚もあります。暗い過去をうまく昇華していく方法、といえばいいのでしょうか…こういうことも「自分と繋がる」ことができれば落ち着いていくのでしょうか。
わかりづらくすみませんが、よろしくお願いいたします。

from uniさん

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uniさん、はじめまして!
心理カウンセラーのリエコです。

 

uniさんは小さい頃、ご家族のいろいろに巻き込まれて、落ち込むような状況が多くあったんですね。

気持ちが沈んでいるのに、その真逆の振る舞いをしなければならないなんて、とてもしんどいことでしたよね。。

もしかしたらuniさんは、そうやって明るく振舞うことで、ご家族のバランスをとる役割を担われてきたのかもしれません。

そして、uniさんが沈んだ気持ちを抑えて「明るく振舞うように」というご家族の要望を受け入れてきたのは、ご家族のことが大好きで、小さいながらもご家族を救いたい気持ちがあったのかもしれませんね。

まだ小さいのに、自分のことを二の次にして、周りに沿わせてあげることができたuniさん、とても愛情深くて優しいお子さんだったんですね。

 

 

無理に明るく振る舞い反動でかなり疲れていた覚えがあります。

気持ちが沈んでいるのに、無理に明るく振舞う。。

そのためには、自分の素直な気持ち(沈んだ気持ち)に蓋をする必要が生じます。

しかも、「真逆の感情で振舞う」ことを求められているわけですから、相当大きな抑止力が必要だったはずです。

「なんか怖い」とか「言葉が鋭すぎる」と言われてしまうのは、uniさんがそれほどに大きな力で自分を抑え込む「強さ」が必要だったことを表しているのではないでしょうか。

そして、そうやって「素直な気持ち」が抑えられてきたことが、「落ち着きすぎて年相応に見えない」という言葉につながったのかもしれませんね。

 

 

最近は女性として大切に扱われるようになりましたが、職場の一部の男性からたまに「こわい…」と冗談で言われます。

女性として大切に扱われるようになった・・とても素敵ですね!

それはきっと、時間をかけて「昔のuniさん」が癒され、抑えていた蓋が緩み、uniさん本来の魅力が開いてきたからではないでしょうか。

もしくは、重たい蓋で抑えても溢れてしまうくらい、uniさんは「女性性」が豊かなのかもしれませんね!

 

でも、長年自分を抑え込むために培われてきた「強さ(男性性)」がuniさんの中にはまだあって、それが「なんか怖い」とか「言葉が鋭すぎる」と表現されるものの正体なのかもしれません。

もう蓋をする必要がないのだから、まただんだんと時間をかけて「強さ(男性性)」は緩んでくるものと思いますけど、
人から言われるたびに「暗い過去」の未消化物が自分の中にあるような感じがして、気になってしまいますよね。。

 

でも、その「強さ」って、これまでずっとuniさんを守ってきてくれたものなのだと思います。

uniさんが望んだことではなかったけれど、「沈んだ気持ちを抑えて明るく振舞う」ために、これだけの強さで蓋をしていなければ、uniさんの心はもっと傷ついていたはずです。

それに、もしも蓋をすることをせず「明るく振舞う」ことができなかったら、それはそれで、ご家族の意向に沿えない自分を責めていたかもしれません。


「心に蓋をする」ことは、今の幸せには繋がらないことだったけど、
当時のuniさんにとっては「ベストな選択」であり、強さや男性性は「必要なアイテム」だったのではないでしょうか。

  

 

私はこのままの流れで大事にされていきたいのですが、怖いと言われるとやっぱり過去を引きずっているのが表に出ているのかなぁと感じてしまいます。

うんうん、このまま大事にされたいですよね!

そのために、もしかしたら、uniさんは「暗い過去を昇華して、消し去りたい気持ち」なのかもしれません。

「今でも『怖い』と言われてしまうのは、溜め込んできた『負の感情』が作用しているからではないか。過去の自分を昇華して、女性として大切に扱われる今の自分で生きていきたい!」と。

 

でも、「強さ」って悪いことばかりではないんです。

「なんか怖い」とか「言葉が鋭すぎる」と聞くと、言葉の表現としては重たいし傷つくけど、

事象として別の側面からみてみると、それは「パワフルさ、バイタリティ、積極性、力強さ、活発さ、アクティブさ」とも言い換えられる、魅力です。


その「強さ(男性性)」は、つらかった子供時代のuniさんが、幸せになるために育み磨いてきた技術であり、これまでのあなたを守ってきた武器であり。

そして、それはuniさんの本質ではなかったにもかかわらず、時間をかけて磨き上げられることで、今では立派な「才能」としてuniさんの中に育っています。

 

ということは、
女性として愛されたい時には、本来uniさんが持っている女性性の魅力を存分に発揮し、
何かを得たかったり「ここぞ」という場面で頑張りたいときには、その男性性も武器として発揮できる。

今のuniさんって、ハイブリットな状態なんです。

 


「自分と繋がる」とは、「今の自分」も「過去の自分」も否定せずに受け入れることから紡いでいくものだと思っています。

もともと持っている女性性も、培われた男性性も、どちらもuniさんの魅力として否定せず受け入れ、「昇華する」のではなく「生かしていく」と捉えてみるのはいかがでしょう?

そうすることで、uniさんが感じているチグハグ感も解消されるはずです。

 

uniさんのもともとの女性性が発揮され、必要なときには武器になる「男性性」も備えることでさらに魅力が倍増され、ますます素敵な女性になっていかれますよう、応援してます!

 

 

心理カウンセラー リエコ

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休んでいるのにラクにならない[ココロノマルシェ]

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心理カウンセラーのリエコです。

今日は『ココロノマルシェ』に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

ココロノマルシェとは

根本裕幸カウンセラーの「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーが、寄せられたご相談にお答えする、お悩み掲示板です。 

+++【ご相談】+++++++++++++++++

休んでいるのにラクにならない

はじめまして。30代の兼業主婦です。6歳と3歳の子どもがいます。
ずーっとイライラもやもやする気持ちから抜け出せず、毎朝「また朝が来てしまった」「いっそ目覚めなければラクになれるのに」といった鬱々とした気持ちになります。休日は少しはマシですが母親業があるので「やったー!休みだー!」という気持ちからは程遠いです。
こう書くと「一人で頑張りすぎていませんか」「人に頼ってもいいんですよ」ってアドバイスを見かけるのですが、私、休んでるんです。
・平日夜1時間は自分の好きなことをする
・休日午後お昼寝の時間をもらう
・月に一度は整体で身体を整える
・2か月に一度は自分のための有給休暇をとる
これだけ恵まれた環境にいるのになぜ毎日こんなにしんどいのだろう?と不思議ですが、
ひとつ思い当たるとすれば、休んでいても常に頭の片隅に砂時計があって残り時間を突き付けてくることです。
・明日も5時起きだから11時半には寝ないと
・保育園のお迎え〇時だからそろそろ帰らなきゃ
・整体終わったらまた家に帰って家事育児か…
などなど。
このイライラ/しんどいという状態から少しでもラクになれるアドバイスを頂けたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

from むらさきさん

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むらさきさん、はじめまして!
心理カウンセラーのリエコです。

 

仕事と家庭とを両立し、そのほかに「小さな2人の子供のお母さん業」も「奥さん妻業」もこなしていらっしゃる、むらさきさん。

1日の中に、やらなければならないタスクがとてもたくさんありそうですね。

”役割少なめ”な私には想像もつかない「様々なタスク」を、毎日休みなくこなしていらっしゃること自体がとてもすごいのですが、

私が一番スゴイと思ったのは、むらさきさんが「自分のことも、ちゃんと休ませている」こと!

それだけのタスクをこなそうと思うと、多くの人は、目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまうと思うんです。

でも、むらさきさんは自分のことを俯瞰することができ、自分が倒れるわけにはいかないことがちゃんとわかっていて、「自分の体を休めること」や「ストレスをためない工夫」もしっかりと取り入れている。。

むらさきさんはとても真面目で頭がよくて、頑張り屋さんで、バランス感覚もある、聡明な方なのでしょう。

 

 

ご相談文を読ませていただいて、今回のむらさきさんの困りごとは「デキてしまうがゆえの苦悩」なのかなと思ったんです。

 

どういうことかと言うと・・

むらさきさんには、毎日こなさなければならないタスクがたくさんありますね。

そして、それをきちんとこなそうと励んでいらっしゃいます。

普通の人がとっくに挫折して、
強制的「手抜き状態」になったり、
諦め的「放棄状態」になったりするところを、
能力の高いむらさきさんは「こなせてしまう」んですね。

「こなす」ことができてしまう人にとって、自分を助けるのは「いかに効率よく作業を進めるか」であり「事前にミスを防ぐ工夫」です。ミスをすると仕事が増えますもんね。

そうやって、頭の中はいつも「先々やっておいた方がいいこと、やらなければならないこと」でいっぱいになっていく。。

特に、母親業は「むらさきさんにしかできないこと」ですね。

手を緩められないタスクや、時間に制限のあるタスクがあると、なおさら自分のお尻を強く叩くことになっていきます。

「○○ができないと○○になってしまう。それは困る!」

ムラサキさんは、先々を予測してリスク管理もできる、デキる女性なのでしょう。

そしてその才能が、今回のケースでは「地味にしんどい状態」に繋がっていくのかもしれません。

 

さて、ここで本題に戻ります。

むらさきさんが意識的に休息時間をとっているのに「休まらない」のはなぜか?

それは、むらさきさんの中に「自分を休ませない、もうひとりの自分」がいるからではないでしょうか。

タスクを完璧にこなすようお尻を叩き、出来ることが当たり前で、できなかったことがあれば自分を責め、出来ない自分には価値がないゾといつも耳元で囁いてきて、決して休むことを許さない。。

まるで鬼軍曹のような「もうひとりの自分」が、常に自分を監視していませんか?

 

鬼軍曹の正体は、一言で言うと「思考の自分」です。

「思考の自分」は、むらさきさんが「休息している時間」も休むことなく働き続け、やらなければならないこと、すべきことを、伝えてきます。

そのおかげで数あるタスクをこなせているし、効率よく作業を進めることができているわけなので、ある意味とっても有難い存在です。

でも、心の中に鬼軍曹を持っている人って「自分に対して一番厳しいのは、自分」という性質の方が多いので、その要求や叱咤激励が容赦ないんですね。

だから、心がぜんぜん休まらないんです。

 

また、思考の声が大きいと、心の声をかき消していきます。

むらさきさんには「好きなこと、嫌いなこと」「できること、できないこと」「得意なこと、不得意なこと」ってもちろんあると思うのですが、

それらを感じる間もなく、思考が「タスク」や「マストな作業」を伝えてくる。

すると、結果的に心の声を無視することになっていきます。

「本当はやりたくないのに・・」

「えー、もうちょっと○○していたいのに・・」

といった心の声を拾ってあげられるのは「自分だけ」なのに、結果的にその声が無視されてしまうから、せっかく休息時間を設けても「心の満足感」が得られにくく、しんどさが募っていくんです。

 

それらが、休んでいるのにラクにならない要因ではないでしょうか?

  

        *****

  

では、どうしたらいいのか?

 

これまでタスクをきちんとこなしてきたむらささんに、「サボっていいよ」「手抜きしていいよ」というのは、逆に難しいことかもしれません。

例えばそれは、

ゴミ箱のそばにゴミが落ちてるって気づいてるのに「捨てなくていいよ」と言われているようなものであり、

「明日のために早く寝なきゃいけない」とわかっていても「観たいドラマを楽しみなさい」と言われているようなものですもんね。

しかも、その代償は自分が払わなければならないのですから。。

 

なので、まずは自分の中の「鬼軍曹」の存在を知ること。

タスクをこなすたびに、自分が「自分に厳しいもうひとりの自分」に監視されている状態であることを思い出すこと。

そして、鬼軍曹の囁きに気付いたら、その都度「はいはい、ありがとねー」といって軽く流し、その指示や要求の「度合い」を軽くしていくこと。

まずは、そこから始めるのはいかがでしょう?

 

そして、

「マストなこと」や「優先順位の高いもの」をピックアップし、それ以外は「テキトウでOK」と自分軸で決めていきます。

できるだけラクにやる、手抜きする、人に頼る、お金で解決する、それを自分に許すんです。

 

また、日常生活は「思考」に偏っているわけですから、休息時間は「感情&感覚」を優位にするものを取り入れていくのはどうでしょう?バランスを整えるのです。

具体的には、意識的に「五感を感じること」に集中していきます。

・整体では、施術者が肌に触れている感覚に集中する(触覚)

・好きなこと、キュンと感じるものにどっぷりと浸かる(感覚)

・美しいものを見て、その美しさに感動する(視覚)

・好みの音楽を聴き、音に漂う(聴覚)

・美味しいものを味わって食べる(味覚)

・体を動かす、ストレッチする(体感)

例えば、私の場合は、仕事の休憩時間に「韓流ドラマ」を観ていた時期がありました。

今って携帯で視聴できるので、隙間時間でも楽しめるんです。

ドラマの世界にどっぷりとハマっている「その時間」だけは、日常から離れてドラマの世界にトリップ。

忙しい仕事の合間の、とってもよい気分転換になりました。

ムラサキさんの限られた休息時間が、「日常から解き放たれる時間」になるといいですね!

 

        *****

  

この問題のゴールは、自分の中から鬼軍曹が去り、その場所が「ある時は自分を励まし、頑張ったあとには甘やかしてくれ、できなかった時にも責めずに『次は頑張ろう。よく頑張ったね!』といたわってくれる自分」に置き換わること。

 

その時には、もしかしたら「きちんとできないこと」は増えるかもしれませんが、「自分とのリラックスな時間」や「旦那さんや子供たちとの笑顔の時間」は増えていくのではないかなと思います。

 

ただでさえ忙しいむらさきさんなので、手軽な方法をお伝えしてみました。

なにか参考になりましたら幸いです。

そして、もしも自分の中の鬼軍曹と本気でバイバイしたいときには、カウンセラーを頼ってみてくださいね。

ご相談をお寄せくださり、ありがとうございました!

 

 

心理カウンセラー リエコ

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仕事のできない上司にイライラが抑えられない[ココロノマルシェ]

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過去の自分と似ている上司

こんにちは。

私の上司は、仕事ができません。
ミスは驚くほど多く、指摘しても直らず、ミスをしにくい体制をつくってみても無駄で、ホウレンソウもできません。
そのフォローのため、終電まで残ったり上司のミスであちこちから怒られたりしています。

ついキツく指摘してしまうのですが、萎縮させてしまい、さらにミスが増えています。
それが余計に腹が立ってしまうのですが、
その姿、前職の私にそっくりなのです。
覚えも要領も悪く、萎縮して仕事ができない。それを怒られ、顔色を伺い動けなくなる。
身に覚えがありすぎて、当時嫌いだった怒ってばかりの先輩方の気持ちが笑えるほどわかるようになってしまいました。

怒っていた人たちの気持ちがよくわかります。迷惑ですもの。
キツく言ってしまうことに罪悪感はあります。でも、怒りが抑えられないんです。

過去の自分を見せられて、私はなにをすれば良いのでしょう。
ストレスがたまって、どうにかなりそうです。
どなたかお力をお貸しくださいませんか。

from キットさん

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毒親母とうまく付き合っていくには?[ココロノマルシェ]

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カウンセラーのリエコです。

今日は『ココロノマルシェ』に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

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ガッツリ毒親だと気付いてショック

40歳女性、長女です。

子供の頃から実家での生活に息苦しさを感じ、このままでは自分らしく生きられないと思って大学から一人暮らしをし、30歳で結婚し今に至ります。

最近になって、ものの考え方や対人関係のよくないクセを直して生きやすくしようと思うようになり、その中で生育歴を振り返るようなことをしました。

同居していた祖母、父、母、いずれもの影響を受けている、こういうところが嫌だった、という点が出てきたものの、明らかに攻撃を受けていたということはなく基本的には大切にされていたので、母についてもソフトな毒親という感じの認識でした。

しかし最近になって自分の精神的な部分が自立に向かい落ち着いてくると、母のおかしさが余計に気になるようになりました。

調べていくうちに、母はアダルトチルドレンなのだということに気付きました。

もちろん、私自身もそういうところがあると認識しているので、ああこの人も同じなのかと思いました。でも自分のことはわかりにくいからかもしれませんが、余計に母のACはひどく見えます。

愛されていない、他人より損をしているという警戒心が強く、愛を求めるために過剰に人に尽くしたり良い顔をするのですが内心はストレスを溜め込んでおり、本人には面と向かって言えないので陰で文句を言うことになり、愚痴や嫉妬、不満を聞かされることがほとんどですし、私の事も同様に他の人に言っているのだろうと感じます。
恐れと不安が強い人です。

そしてどうやら私はそのフォローをしながらずっと過ごしてきたみたいで、その面では親と子の立場が逆転していると言われたら、そんなような気がしてきました。
私が母に悩みを打ち明けたりする事はほとんどありません。

この事を意識し始めてから気持ちがどんどん落ちてきました。
あと少しでメンタルブロックを払拭して幸せになれると思っていたところに、ラスボスの登場です。

気持ちが奪われてしまい、日常生活に集中できなくて、ずっと頭の中がドンヨリしたままです。

理由を自分なりに考えてみましたが、整理しきれないしスッキリする方法も浮かびません。
どうしたらいいのかわからなくなり相談させていただきました。

整理できないながらも、モヤモヤしている点を出すと一つは、一気に他責モードになってしまったことです。

今まで自分が考えて選択したと思っていたことも、ただの母親の影響だったと感じ、被害者感と無力感がすごいです。

大きな話は、私が子どもを持ちたいと思えないこと。
この考えは自分の個性なのか問題点なのかずっと悩んでいて、自分の個性だというところに落ち着こうとしていましたが、ここへきて「母のせいだったのか」という気がしてきました。

家の中で誰かに責任を持ち続けるのが嫌、という気持ちがなんとなくあったのですが、その正体がこれだったんだと。

こんな事で夫まで子どものいない人生にしてしまい申し訳ないですし、私は他の人が当たり前に思う事を当たり前に思えないんだという虚しさが母に向かっています。

また、今までの人生で「付き合いづらさを感じた女性」はみんな母に似ていると気付きました。
進んで悩みを聞いたりしていたのも母に似ている友達。
こんなところでも影響を受けていたのかと。

二つ目は、母のこのクセは治らないんだということへのガッカリ感です。

性格が変わると期待していたわけでもないですが、毒親は治りませんという記事を他で読んで改めてショックでした。

これから私が何をやっても良い方には受け取ってもらえないんだろうというガッカリ感、そして少しでも悪く思われないように私は気を遣い続けるのだろう、というめんどくささ、などがあると思います。
子どもの幸せを願う気持ちよりACの部分が勝ってしまい、妬まれそうな気がします。

また、母を幸せにする事はできないんだという無力感もありそうです。

三つ目は自分の言動が母の影響を受けたものだったり、母に似ているものだと思うと、自分のことも批判的に見てしまいます。

「そういう人の顔色を伺うところ、キモい」などと自分に思ってしまいます。

精神的な境界線を引く、が基本方針だということはわかっているのですが、頭と心がバラバラな感じがするのは何なのでしょうか。

不安・恐れなのか、悲しみなのか、何なのだろう。。。

特別な出来事があったわけではなく、私の考え方が変わったから感じた事だとは思います。

連絡を断つなど極端な事をすると会わない間に妄想で嫌悪感を強めてしまいそうでそれは勿体無いですし、日々鬼のように連絡が来る、などはないので、うまく付き合っていきたいというのが希望です。

何かヒントになる事があれば教えていただければ幸いです。

from まーさん

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マーさん、初めまして!

心理カウンセラーのリエコです。

 

今よりも生きやすくなる私になるための自分磨き。

まーさんはとても向上心のある方なんですね!

自分や家族を「俯瞰の視点」で眺め、分析できるまでになるには、相当たくさん勉強されたのではないでしょうか。

でも、知識が増えれば増えるほど、いろいろ見えてきてしまうもの。

それまで見えていなかったことに気づいて、いろいろな想いが押し寄せてしまうこともありますよね。。

 

きっと今、 まーさんは「新しいステージに変わるタイミング」にいるのだと思います。 

自分の「古い体質」に気づき、「新しい自分」になるための過渡期です。

過渡期ですから、自分の中に「古い体質」を見たり、「新しい自分」になりきれてないことに気づいたりして、一喜一憂してしまう。。

それが、今まーさんが感じられている苦しみなのではないかなと思うのです。

 

心理学の言葉に「自分のことは自分では見えない」というものがあります。

その溢れる知識をもってしても、「自分のこと」だけはよく見えないんです。

そこで、まーさんが過渡期を越えていかれますよう、リエコから見える「まーさんの姿」をお伝えしていきたいと思います。

 

        *****

 

まず最初に感じたのは、「まーさんはお母さんのことが大好きなんだな」ということでした。

そしてどうやら私はそのフォローをしながらずっと過ごしてきたみたいで、その面では親と子の立場が逆転していると言われたら、そんなような気がしてきました。

私が母に悩みを打ち明けたりする事はほとんどありません。

お母さんがアダルトチルドレンだったことで、「小さいまーさん」はお母さんを甘えさせてあげる役割を担ってこられたんですね。

自分が無意識にやってきたことが母親の性質によるもので、それが「自分の生きづらさ」につながっていたと気づいたんですもの。今さらどこにもぶつけようがない「悔しい気持ち」や「やるせなさ」が、胸の中でぐるぐるしてしまいますよね。。

それにしても、小さいまーさんはなんて優しい子なんでしょう。

自分だって甘えたかったでしょうに、その気持ちを抑えて、お母さんの気持ちを思いやり、包んであげていたなんて。

それほどまでに、お母さんが大好きだったんですね。

その優しさ、そしてお母さんへの特別な想いは、今もマーさんの中にあるようです。 

これから私が何をやっても良い方には受け取ってもらえないんだろうというガッカリ感、そして少しでも悪く思われないように私は気を遣い続けるのだろう、というめんどくささ、などがあると思います。

また、母を幸せにする事はできないんだという無力感もありそうです。 

気持ちが奪われてしまい、日常生活に集中できなくて、ずっと頭の中がドンヨリしたままです。

連絡を断つなど極端な事をすると会わない間に妄想で嫌悪感を強めてしまいそうでそれは勿体無いですし、日々鬼のように連絡が来る、などはないので、うまく付き合っていきたいというのが希望です。

もしもお母さんを不快に感じるなら、「考え方が違うんだな」と思って距離を置けばいいと思うのです。

それでもまーさんは、お母さんと距離を置くことをせず、かなり苦慮されているようです。

心理的距離がとても近いのでしょうね。

だから、まーさんはお母さんを通して「自分」をみてしまうのかもしれません。

自分が「こんな風に変わりたい」というビジョンがあったとして、そこに届かない部分をお母さんの中に見つけたとき、「自分を責める」ように「お母さんを責めて」しまうんです。

自分を許せていないんですね。

 

 

さらに言うと、

今まで自分が考えて選択したと思っていたことも、ただの母親の影響だったと感じ、被害者感と無力感がすごいです。 

私が子どもを持ちたいと思えないこと(略)ここへきて「母のせいだったのか」という気がしてきました。

こんな事で夫まで子どものいない人生にしてしまい申し訳ないですし、私は他の人が当たり前に思う事を当たり前に思えないんだという虚しさが母に向かっています。

他責モードになってしまう。。

この部分を読んで、「お母さんを責めている自分」に気づき、認めることができるって、まーさんは本当に素直な方なんだなぁと思ってしまったのですけれど!

おっしゃる通り、お母さんの影響はあったにしても、その時々で道を選んできたのは、まーさんご自身なんですよね。。

それを「全部お母さんのせい!」としてしまうのは、まーさんがまだ「子供のポジション」にいることをあらわしているようにも見えます。

 

そこで、「大人同士の関係」にシフトチェンジして、改めてこの問題をみてみませんか?

現在のまーさんが「まーさんと同年齢のお母さん」に会いに行くイメージです。

 

40歳のお母さん。

きっと「小さいまーさん」を育てている頃ですね。

そして、まーさんと同じように生きづらさを感じていたかもしれません。

それでも、自分のことを振り返る余裕もなく、小さいまーさんを愛し守っていたのかもしれませんね、お母さんのやり方で。

間違えがあったかもしれないけど、その時のお母さんの精一杯をやって育ててくれたに違いありません。

それが伝わるから、小さいまーさんはお母さんの想いに応えてきたんですよね、きっと。

当時のお母さんを眺めてみて、まーさんはどのように感じるでしょうか?

 

 

二つ目は、母のこのクセは治らないんだということへのガッカリ感です。
性格が変わると期待していたわけでもないですが、毒親は治りませんという記事を他で読んで改めてショックでした。

人は変われます。

まーさんだって、変わろうとしていますよね?

ただ、人は「自分以外の人」を変えることはできません。

まーさんがお母さんを変えることができない、という意味では「毒親は治りません」と言えるかもしれません。

でも、まーさんが新しいマインドで「生きやすい人生」を生き、その姿をお母さんに見せてあげることで、お母さんを導いてあげることはできるのではないでしょうか?

 

 

精神的な境界線を引く、が基本方針だということはわかっているのですが、頭と心がバラバラな感じがするのは何なのでしょうか。

ご相談文を読ませていただいて、まーさんは、向上心があって、自分を磨く意欲にあふれる方、という印象を持ちました。

だから、まーさんの中にはどんどん知識が増えていくのだと思います。

でも、自分の中にある感情を追いかけようとした時に、その知識が妨げになってしまうことがあるんです。

感情がわいた時、思考で描いた「○○だから○○なのではないか」という仮説に、感情を沿わせようとしていませんか?

今回でいうと、まーさんは、「精神的な境界線を引く」が基本方針であることも、それに沿わなければならないということも、思考(頭)ではわかっているけど、
自分が本当に感じていること(心)はそれに沿えないから、バラバラな感じがしてしまうのではないでしょうか。

 

さらに言うと、そういう方って、よく自分の中に「鬼軍曹」がいることが多いのです。

その向上心と真面目さで、自分に厳しくなってしまうこと、ありませんか?

「自分の中にある規律」「自分がこうあるべきと思っていること」に自分が添えていない時、自分を責めたりお尻を叩いたりする、もうひとりの自分に、思い当たる節はないでしょうか?

実は、かつての私がそうでした。

思考優位で、感情を思考で抑えこんで、「こうあるべき」に沿えない自分のお尻をたたいていくんです。

鬼軍曹は、前に進みたいときにはお尻を叩いてくれる有難い存在なのですが、上手く運ばない何かがあった時には誰よりも厳しく自分を責める鬼の一面があります。

その存在が、なりたい自分になれなかった原因を、ビジョンになりきれない自分を、そしてその自分を映し出すお母さんを、責めていないでしょうか?

 

 

まずは、自分を許すこと。

それができると、まーさんご自身がとてもラクになるし、お母さんへのまなざしも変わってくるのではないかと思います。

自分を許すことで初めて、私たちは「自分の現在地」を知り、その先のゴールを描くことができるんです。

その上で、「過去」を見ずに「ゴールの自分」を見る。

なかなか大きな課題ですね。

自分と真摯に向き合ってこられたまーさんですから、きっと今後も頑張って進んでいかれることと思います。

でも、もしもひとりでは難しい時には、お手伝いさせてくださいね。

ご検討をお祈りし、応援しております!

 

 

心理カウンセラー リエコ

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職場内の今さら言えないモヤモヤ問題[ココロノマルシェ]

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カウンセラーのリエコです。

今日は『ココロノマルシェ』に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

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+++【ご相談】+++++++++++++++++

声が耳障りな人への対処法~職場内の今更言えないモヤモヤ問題~

従業員50名程度のオフィスで働くアラフィフ総務です。

コロナ禍でリモートワークが推奨され、出社人数はずいぶん減り、最近は20~30名程度がソーシャルディスタンスを保って働いています。
オフィスはフリーアドレスなので自由な席に座れるのですが、私たち総務は固定席から動けません。
そんな環境での困りごとです。

ディスタンスを乗り越えてくる声。
職場の40代後半男性の声が、申し訳ないけれど・・大変耳障りなんです。
「ボリューム・テンション・トーン・スピード」どれかひとつでいいから下げてほしい。
悪い人ではないんです。でも彼が電話しだすともう耳と脳みそすべてを持って行かれて業務に集中できません。計算や照合といった細かい作業のときは特に苦しい。心を無にできません。席を移動できないのがもどかしい。遠くに座ってくれた日はほっとします。
もう何年も経ってしまっているので今更言いづらくて。
昔は耐えられたのに今無理なのは、自分自身の加齢による我慢力の低下とコロナで知った静寂のためと思われます。いつか言ってやりたいと悶々と機会をうかがう日々・・。

声のほか、柔軟剤や香水の過剰な香り問題など、職場内あるあるな「言い出しづらい案件」への対処法、ご伝授いただけませんでしょうか。

from もちこさん

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もちこさん、はじめまして!
心理カウンセラーのリエコです。

 

音の問題・・気になりますよね。

集中力を要する作業においては、なおさらだと思います。

その音に意識を奪われることで集中力が削がれ、仕事の効率も下がり、「静かだったらサクサク進むのにー!」ってイライラが募る。。

でも相手の人に対して「悪い人じゃないし」「悪気があってのことじゃないし」と思うと言い出しづらく、タイミングを逃しながら時間ばかりが過ぎていく。。

この状態がいつまで続くのか、いつまで我慢すればいいのかわからない。。

もちこさんのモヤモヤは、時間とともに雪だるま式に膨れ上がり、我慢も限界・・といった感じなのかもしれません。

 

こうした「言い出しづらいこと」をサラッと上手に伝えられる人も稀にいますけれど、上手く伝えられなかった場合の、その後の人間関係や職場の空気、自分の居心地などを考えると、とてもリスキーなチャレンジであり、簡単なことではありませんよね。

 

実際のところ、もちこさんの「耳障りな声をどうにかしてほしい」「静かな環境の中で仕事をしたい」という願い、はたまた「過剰な香り」「清潔感」といった言い出しづらい案件の具体的な対処法としては、

やはり「本人に伝える」か「上司に相談し対応を委ねる」かしかないように思います。

でも、それによって状況が改善されるとは限りません。

こちらの希望を伝えることはできても、それを相手がどのように受け取り、どのような対応をするかは、相手次第ですものね。

私たちは、自分以外の人をコントロールすることはできません。

なので、できることをやって、あとは神様におまかせするしかないのです。

 

「そんなことは、言われなくてもわかってるんですー!」ってお話しですよね。

だから困っちゃってるんですものね。。

もちこさんが求められている得策をご提案できず、ゴメンナサイ。

 

そこで、私からは、現実的なお話から少し離れるかもしれませんが、

「もちこさんに、なぜこの問題がおきたのか?」という観点から、この問題についての新しい見方を2つお伝えしてきたいと思います。

 

「神様は越えられない壁は与えない」といいます。

であれば、この問題は「単なる困りごと」ではなく、

もちこさんに「何か必要なこと」を気づかせるために起きていることなのかもしれません。

 

 

        *****

 

  

1つ目は、この問題を「主体的にとらえる」という視点です。

ご相談文を読ませていただいて私が感じたのは、もちこさんが「問題」にすっぽりと包まれてしまっていることでした。

そういうとき、私たちは「被害者」の視点になりがちです。

●仕事に集中できないのは、声に意識を奪われてしまうせいだ。

●ボリューム・テンション・トーン・スピード、どれかひとつでいいから下げてほしいのに(下げてくれない)。

●私は席を移動できないのだから、遠くに座ってくれればいいのに。 

どうにもならない状況を前に、打つ手がないと、どうしても「受け身」になってしまうのですよね。

そしてそれは「相手に変わってもらうことで状況を変えたい」という発想に向かいます。いわゆる「相手軸」です。

 

でも、先ほども言いましたが、残念ながら、私たちは自分以外の誰かを変えることはできません。

変えられるのは自分だけなのですよね。。

なので、ここで視点を「相手のせいだ(相手軸)」という受け身な姿勢から、「自分はどうしたいか(自分軸)」という主体的な姿勢にシフトチェンジしていきます。

 

今回のケースですと、もちこさんにとって「仕事生活の中でいちばん大切にしたいこと」は何か、について考えてみるのはどうでしょう?

●仕事でよい成果を上げること

●よい環境で仕事ができること

●仕事仲間との良好な関係

●業務効率の向上

それがわかると、「いちばん大切にしたいこと」のために、今回の問題とどう向き合っていくかを考えたり、行動できたり、要は「主体的に動くこと」が出来ます。

 

例えば、具体的に言うと・・

 

もしも「仕事仲間との良好な関係」がいちばん大切であれば、直接的な働きかけは控えることになるかもしれませんね。でも、「一番大切なこと」がわかると、その大切なことを守るために、もちこさんにできる行動(男性が電話を始めたら場を離れる、考えなくてもできる仕事に切り替える、など)を選択できるようになります。

一見、外側からは何も変わらないようにみえるかもしれません。

でもこの「直接的な働きかけを控える」という選択は、「我慢を強いられている状態」ではなく、仲間とのつながりを大切にすることを選択したもちこさんの「思いやり」であり、

「相手の声に振り回されている受け身の態度」ではなく、「自分が大切にしたいことを守る主体的な態度」です。

 

もしも「仕事の効率」がいちばん大切なのであれば、効率を下げてしまうその「声」を改善してもらうべく、本人に働きかけたり、上司に相談して対応をお願いするなど、具体的な方法をとっていくことになると思います。

できるだけ上手に伝える工夫や努力はしていかれることと思いますけど、残念ながらお相手との関係に支障がでてしまっても、もちこさんがいちばん大切にしている「仕事の効率」が守られる状況に1歩近づきます。自分が大切にしていることのために「必要な働きかけをした結果」であれば、その状況に今より納得ができるはずです。

 

 

        *****

 

 

2つ目は、「投影」という視点です。

ざっくり言うと、「自分の内側で起きていることが、外側に反映されている」という見方です。

例えば、です。

今回の問題(外側で起きていること)でいうと、

もちこさんが「相手の方に対して感じる感情」の中に、こういった感覚はありませんか?

・周りの人に迷惑にならないよう配慮するべきなのに。。

・あんな大きな声で話したらみんなの仕事の妨げになるってこと、普通は気づくよね?

もちこさんは日常的にその「男性の声」に悩まされているんですもの。こんな気持ちになることもあるだろうと思い、例えに挙げさせていただきました。

 

もし仮にそういう気持ちがもちこさんにあったとして、

それを「外側に反映されている事象」と捉え、それが「もちこさんの内側で起きていること」であるとした時、

もちこさんが男性に対して投げかけている「〇〇するべきなのに」「普通は〇〇するよね」といった言葉を、自分自身に対しても投げかけていませんか?

「〇〇するべきなのに(できなかった)」と自分で自分を責めたり、「普通は〇〇なのに(私はそうではない)」と、誰かと自分を比較して、自分に厳しい目を向けたりすることはないでしょうか?

 

もしも今回の出来事が、もちこさんに「何か必要なこと」を気づかせるために起きているのだとしたら、

「そんなに自分を責めないで」

「自分のことを許してあげてね」

「もっと自分に優しく寄り添ってあげてもいいんじゃない?」

というメッセージを伝えてくれるものだったのかもしれません。

 

また、同様に、もちこさんが男性に対して「悪い人じゃないしね‥」とこの状況を理解し許してあげられたのだとしたら、

「もちこさん自身も、もちこさんを理解し許しを与えてくれている環境の中にいる」ことを伝えてくれる出来事だったのかもしれません。

 

自分の姿って、自分ではなかなか見えにくいものです。

このようにして、外側の事象を「大切なこと」や「必要なこと」を気づかせてくれるきっかけにできたらいいですね。

 

 

以上、若干キレイゴトも混じりましたが(!)2つの視点をご紹介しました。 

もちこさんにとって納得のいく解決方法が得られますよう、また、状況が少しでも改善されますよう、お祈りしております!

 

 

心理カウンセラー リエコ

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前に進みたいのに進めない私を、セルフカウンセリング。

 

 カウンセラーのリエコです。

今日は、Rさんからお悩みが寄せられました。

「前に進みたいのに、進めない」という、慢性的な問題がおありのようで。。

現在は「ブログが書けない」という壁にぶち当たり、日々、頭の中をぐるぐるさせているご様子。

お悩みを「ブログに公開していいよ」というので、早速カウンセリングしてみたいと思います!

 

++【ご質問】++++++++++++++++++++

なかなか取り掛かれない作業があるんです。
ブログです。

私は、感じていることを「言葉に変換」するのにものすごくエネルギーが要るんです。
だから、書きたいことはあっても、

「この感じ、どう言葉にすればいいの?」
「文章にするほどのネタではないなー」
「これを読んで誰かの役にたつのか??」

・・とぐるぐる考えるだけで時間が過ぎていき、何も書かずに終わってしまうの繰り返し。

●思ったまんまサラサラっと書けるようになりたい。
●書けるようになることは、目指す世界に辿りつくために必要なことだ。

頭ではわかってはいるけど、なかなか取り掛かれないんです。。

+++++++++++++++++++++++++++++

 

なるほど・・それはしんどいですね。

感じていることを言葉にするって、苦手な人にとっては「エネルギー」も「時間」も要することですものね。

 

でも、ちょっと思い返してみてください。

自分の感情をあとまわしにしていた頃のあなたは、こういう時に「つべこべ言わずにやるのだー!」と猛進していましたよね。

それで、ドーンと壁にぶつかったり、ヘトヘトになってバタンと倒れても、サッと立ち上がって違う作戦を探していたような気がします。

頑張り屋さんでしたね。

そのスタミナとパワー、晴らしいです!

 

そう考えると、 今のあなたは、心を置き去りにして「猛進できないあなた」になっただけじゃないのかな?

あの頃に比べて、「自分との繋がり」ができたということじゃないかな。

「好きな世界」や「目指したいビジョン」だけじゃなくて、

自分の体調やスタミナで「できること」と「できないこと」、

はたまた「怖れ」や「不安」などなど、

いろいろなことが感じられるようになったから、

動きが鈍ってしまってるんじゃないかな。

だったらある意味、進歩とも言えますね!

 

 

とは言っても、そんなに気が重いのは困りますね。

それに、その「書きたいのに書けない」って感覚、なにか閉塞感のようなものを感じませんか?

だって、誰かに「書かないで」って言われているわけじゃなく、

「書けない」といって道を塞いでいるのは、誰でもない自分自身ですものね。 

 

 

では、ブログを書かないことにメリットがあるとしたら。。

その「自分の道を塞いでいるもの」って、何だと思いますか?

●こんな風に書きたい!っていう自分の理想が高すぎる。

あらあら、理想主義が強いんですねぇ。

●思うように書けないなら、書かない!という逆ギレ感。

うーん、これは完璧主義かなぁ。

●想いを文章化する作業を「大切なこと」と掲げすぎている。

大切に感じると近づけない。でた!親密感の怖れ!

●頑張りすぎてヘトヘトになってしまう怖れ。

自分と繋がっていない頃はそうでしたね。

でも、もうそんな風にはならないんじゃないかなぁ。

 

 

なるほど、いろんな要素があったんですね。

慢性的な問題のオンパレードで笑っちゃ・・あら失礼!

 

 

でも、あなたにはなりたい「ビジョン」がありましたよね。

【思ったまんまサラサラっと書けるようになりたい。】

そうなるためには、やっぱり「書く」しかないんですよね。。

飲んだら書けるようになる「特効薬」なんて存在しないし。

ここはただひたすら、自分で努力していくしかないのだと思います。

 

「コレ!」って感触を掴めるようになるまでは、上手くいかなくて当たり前。

だって、新しいトライをしているんですものね。

それに、あなたはその都度、あなたの中にあるたくさんの「怖れ」と戦っているのですから、重たい気持ちがあって当然です。

でも、そんな時には、「ビジョン」の私になった時の感触を想像してみて!

自分にないものは、想像すら、できないはず。

「想像できる」ということは、現実化するということなんですよ。

そうなれた自分の清々しい感覚を先取りして、いっぱい感じて、また前に進みましょう。

 

一気に猛進する必要もありません。

少しずつでも進んでいれば、今日より明日は少しだけ良くなっているはず。

トライ&エラーです。

そして、その苦しい状態はずっと続くわけじゃありません。

「自分のペースで進めばOK」「少しづつでも進めればOK」と自分に許可を出してあげてくださいね。 

あなたの中にある「スタミナ」と「がんばり屋さん」を、ここで発揮しましょう。

 

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なーんちゃって。

頭の中のぐるぐるを書いてみました~

何事も、トライ&エラーですね。

目指すビジョンに近づけるように頑張りまーす!

 

 

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