心理カウンセラーのリエコです。
今日は『ココロノマルシェ』に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。
根本裕幸カウンセラーの「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーが、寄せられたご相談にお答えする、お悩み掲示板です。
+++【ご相談】++++++++++++++++++
好きや幸せを感じません
元々食べることが好きな私の妹は、美味しいものを食べたとき、又は可愛いと思った服などを買ったとき、「あーー、幸せ(ハート)」と言います。
私は、美味しいものを食べても可愛いと思ったものを買っても、幸せとは思わないんです。
どこかにある重いものを心に感じます。
また、優しい人と言われたとしても、嬉しくありません。
私は人に嫌われるのが怖くて優しいだけだからと思ってしまいます。
幸せ、好き、嬉しいを感じることができたら楽なのにと思います。
from ヨウコさん
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ヨウコさん、はじめまして。
心理カウンセラーのリエコです。
美味しいものを食べても、可愛いと思ったものを買っても、純粋に「幸せ!」と感じられず、重いものを感じてしまう。。
その感覚は、同じ状況で「あー、幸せ!」と言って喜んでいる妹さんを見ると、余計に大きく感じられてしまうのかもしれません。
せっかくハッピーを感じられても、そのたびに重い気持ちがついてくならとても残念だし、「私も"あー幸せ!"って感じたい!」と思っちゃいますよね。
せっかく同じ経験をするなら、ただ純粋に「幸せ!好き!嬉しい!」って思いきり感じたいですものね。
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ヨウコさんのご相談文を読んで、まず私が感じたのは「窮屈さ」でした。
美味しいものを食べても、可愛いと思ったものを買っても、純粋に「幸せ」と思えず、どこか重いものを感じてしまったり、
優しいと褒められても言葉通りに受け取れず、喜べなかったり、
人に嫌われるのが怖くて、自分を出せなかったり、
幸せ、好き、嬉しい、といったポジティブ感情を思いきり感じることができなかったり。
それって、地味にしんどいことですよね。。
ヨウコさんは、何か押さえつけられているようなこの「窮屈さ」をつらく感じて、ご相談くださったのではないかと思ったのですが、いかがでしょうか?
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この窮屈さは、どこから来るのでしょう?
私はこの部分にヒントがあるのかな、と思いました。
また、優しい人と言われたとしても、嬉しくありません。
私は人に嫌われるのが怖くて優しいだけだからと思ってしまいます。
ヨウコさんの中には「嫌われるのが怖い」という気持ちがあって、
日頃は周りの人に寄り添ってあげることが多いのかもしれません。
でも、どうして「嫌われる」ことに怖れを感じるのでしょう?
それは、ヨウコさんご自身が、ご自分の中に「周りの人に嫌われる要素」があると感じているからではないでしょうか?
この感覚にお心当たりはありますか?
また、この部分からは、ヨウコさんが感情に蓋をしていることがうかがえます。
私は、美味しいものを食べても可愛いと思ったものを買っても、幸せとは思わないんです。
どこかにある重いものを心に感じます。
幸せ、好き、嬉しいを感じることができたら楽なのにと思います。
今のヨウコさんは、「美味しい、可愛い!」「幸せ、好き、嬉しい!」といったポジティブな感情を、純粋に感じることができていない状態にあるようです。
ポジティブな感情を感じるって、本来なら”喜び”でしかないはず。
でも、自分自身を肯定できていないから、”感情”を感じるたびに、それを思考で抑えたり、感じないよう蓋をしてしまったりして、純粋に感じられなくなっちゃうのかもしれません。
ヨウコさんは、自分の中の何かが表にでることを怖れ、同時に感情にも蓋をしているようです。
では一体、何を怖れているのでしょう?
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私は「問題とは、あなたに何かを伝えるために起こるもの」と考えています。
この視点でこの問題を眺めた時、そこに在るメッセージは、
「自分を抑えつけているものから自分を解放して、もっと自分らしく生きなさい」ということではないかと思うんです。
嫌われることを怖れ、表に出さないようにしているもの。
それは、ヨウコさんの「個性、能力、才能、魅力」です。
おそらくですが、過去に「ヨウコさんらしさ」を表に出すことで、傷ついたり、痛みを感じる出来事があったのではないでしょうか?
そして、その痛みを感じないために、感情に蓋しなければならなかったほど、ヨウコさんの感性はとても豊かなのだと思います。
本来はとても大きなパワーを持っていて、それを発揮したら大変なことになるって知っているから、それを怖れて出せないし、動けない。。
今のヨウコさんは、そんな状態にあるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
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ここで鍵となるのが、ヨウコさんの「なりたい自分」のビジョンです。
ヨウコさんが、人から嫌われることを怖れずに、持ち前の魅力を最大限に開き、のびのびと自由に才能を発揮して、思いきり感情を感じたら、どんな生き方になると思いますか?
ぜひこの機会に「こんなふうに生きたい」というビジョンを描いてみてほしいなと思います。
といっても、これまで感じることに蓋をしてきたヨウコさんには、「感じること」「ビジョンを描くこと」って、難しいかもしれませんね。
であれば、まずは「自分を知る」ことから始めるのはいかがでしょう?
自分が楽しく心地よく生きる「自分のビジョン」を描くために、まずは、好きな事/嫌いな事、できること/できないこと、得意な事/不得意なこと、から掘り下げていくんです。
好きな事だけじゃなくて、嫌いな事も知っておくと、自分の好みをより一層把握できますし、
また、できること&できないこと、得意&不得意を知ることは、不快や苦痛から自分を守るための手掛かりになります。
自分のことをよく知ることは、「自分に合った生き方」を描く上で不可欠ですし、
自分と仲良しになることは、自己嫌悪を和らげ、自己肯定感を上げていきます。
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「自分の偉大さを受け取ることでしか、慢性的な問題は癒せない」
これは、根本カウンセラーの言葉です。
「慢性的な問題」とは、何度も繰り返し起きている問題のことで、
ヨウコさんで言うところの「自分らしさが表にでることを怖れ、抑えつけること」。
そして「自分の偉大さ」とは、「ヨウコさんの魅力や才能」です。
すなわちこの言葉は、「ヨウコさんがご自分の魅力や才能を発揮することでしか、窮屈さは癒せない」ということを伝えてくれています。
怖れがあって表に出すことができなかったのに、「出すことでしか癒せない」って!
酷なことではありますし、
そのビジョンに向かって前に進むことは、とても強い心が必要です。
怖れと戦う‥ということですものね。。
でも、この問題が起きた今、ヨウコさんは次のステージに進むタイミングなのかもしれません。
この機会に、是非ご自分のビジョンを描いてみてはいかがでしょうか?
そして、「自分で自分に課している制限を外すこと」にトライしていきませんか?
抑えつけないと生きられないほどの「強大なパワー」をお持ちのヨウコさんですから、きっと乗り越えられると思います。
でも、”怖れとの戦い“に心が折れそうになった時には、カウンセラーを頼ってくださいね!
少し抽象的な話になってしまいましたが、参考になりましたら嬉しいです。
そうそう、慢性的な問題といえば、根本師匠&椙山眞伍カウンセラーが「慢性的な問題を愛で癒す1DAYセミナー」を開催しますよ!
ヨウコさんの新しい世界が大きく花開きますよう、応援しております!
心理カウンセラー リエコ