tea time

心理カウンセラーリエコのブログ

休職したあの日、からの1年。

f:id:riekoapple:20200611120928j:plain


 ちょうど1年前の6月1日、私は初めての休職生活にはいりました。

健康がいちばんの取り柄だったのに、ある日やってきた突然の強制終了。。

仕事のハードワークがたたって、体調を崩してしまったんです。

 

休職生活のこと

自律神経失調症

ザックリというと、「意思とは関係なく、自動的に反応したり調整したりする体のシステム」が機能しなくなってしまう状態をいいます。

例えば、血液の循環や、体温調節などなど、そういう当たり前の体の営みが滞ってしまうような感じ。

この病は、原因も症状も人それぞれで、だからネットを調べても具体的なことがあまり書かれておらず、私も自分自身の体がどうなってしまったのかを理解するのに2カ月近くかかりました。その頃の不安な気持ちといったら、もう。

コレといった治療法もないため、ひたすら「その人に合った方法で体を休める」しかないのですが、私が特に辛く感じていたのは、貧血と睡眠困難でした。

少し動くとフラッとするし、眠りたくてもぜんぜん眠れないし、夜は2~3時間おきに目が覚めて、浅い眠りを繰り返す日々。

そのうち、この症状に完治はなく、「自分の体との付き合い方を知って、のんびりと向き合うスタンスで、数年かけて改善していくもの」ということがわかってきて、すっかり健康に自信がなくなり、頭に浮かぶのは不安だらけ。

当時の「自己肯定感」はぺちゃんこでした。

 

カウンセラー修行のはじまり

そんな時、周りの人のあたたかさに、とても救われました。

体を支えてくれる医師や整体の先生、暮らしを支えてくれた家族、同じ症状を経験した友人たちのアドバイス、「少しでも元気になるように」といろいろなかたちで励ましてくれた方々。

私がここまでやってこれたのは、周りの方々のおかげです。本当に有難かったです。

そして、私も「誰かの癒しにつながること」を仕事にできたらいいな、と思うようになりました。

目標ができたら元気が出てきて、3か月で仕事復帰、その1か月後にはカウンセラー修行が始まりました。我ながら武闘派!

 

社会復帰

社会復帰をしてからは、毎日がヘロヘロでした。

仕事はゆるめのスタートだったけど、カウンセラー修行は、学びの濃厚さに加えチャレンジングな課題が多く、初めての経験にいちいちオドオドしながら、1つ1つ階段を上がるように体当たりしてきました。

とにかく懸命にこなす日々で、お弟子講座の卒業の頃にはダウン寸前だったけど、たまたま訪れた「コロナの自粛生活」に救われ、なんとか今日までやってこれました。ありがたや

 

そして、今。

この1年を振り返ってみると「できること」「楽しいこと」がたくさん増えていました。

◆文章を綴るのが苦手な私が「ブログ」を続けられていること。

◆「自己肯定感」が上がり、自己表現ができるようになってきたこと。

カウンセラーになるために、自分を表現していくことは必須です。まだ伸びしろアリアリだけど、必要に迫られてだんだんできるようになってきたかな…と思っています。

◆「カウンセリング」の仕事を、怖がらず楽しめるようになったこと。

「怖い」ってみんなの前で大泣きしたことがありました。ひと様の心を扱うことは、今も緊張感でいっぱいです。でも、その分たくさんの学びややりがいや感動があり、感謝とともに楽しく感じるようになりました。モニターになってくださった皆様に感謝です。

◆「望みを持つ」という概念がうまれたこと

自分の内面と向き合う中で、私には「望むみを持つ」という概念がなかったことに気づきました。だから、ビジョンを描くこともうまくできなかったんです。でも「こんなふうになりたい」という望みが自分の中に芽生えたこと、それに向かって進むことができるようになったのも、この1年の変化の1つでした。まだホヤホヤだけど。

◆「マイペース」という在り方を身につけられたこと。

周りのペースについていけなくても、自分は「今できることをする」という自分軸な在り方をもてるようになりました。たまにブレますが!でも以前に比べたらとてもラクになったなぁと思います。

  

振り返ってみて・・今日まであまりに必死すぎて「体が本調子ではない」ことを、すっかり忘れていました笑

目の前に目標を掲げると、つい勢いあまって転んだり、気づいたら頑張りすぎて疲労困憊していたりという、私的あるあるパターンに、あやうく陥りそうでした汗

これから始まる新しい1年は、その「頑張る」を「楽しむ」に転換して、体をケアしながら、自分のペースで楽しんでいきたいなぁと思っています。

この1年私を支えてくれたみなさま、ありがとうございました!